「株式会社池部楽器店」(かぶしきがいしゃ いけべがっきてん)とは、東京都千代田区に本社を置く楽器小売チェーン店。(代表取締役社長:田中義章)1975年7月設立。東京と大阪に計27店舗の楽器専門店(※2021年7月時点)を展開するほか、オンラインショップも運営している。
B’z松本孝弘と池部楽器店の関係性
B’zのギタリスト・松本孝弘は、16歳の頃から20歳の頃まで約4年間、アルバイト店員として池部楽器店の東京・池袋にある「ロックハウスイケべ池袋」に勤務。
当時はとりわけギターに熱中していたことから時に接客を忘れて演奏し、初代社長・池部春彦(2017年2月に逝去)からよく怒られたという。しかし池部は松本が無名の頃から楽器等のサポートをしており、松本は2020年7月に池部楽器店が創立45周年を迎えた際に発表したコメントで、池部に感謝の意を示した。
2003年にはB’z「野性のENERGY」のミュージックビデオ撮影で、池部楽器店旧渋谷店が登場。
映像では当時のように松本がショップの店員に扮し、接客をせずギターを弾き、店長に怒られるシーンを演じた。
2021年3月13日、池部楽器店が旗艦店「イケシブ(IKEBE SHIBUYA)」を東京・渋谷にオープンした際には、松本は祝花を贈呈。また2021年7月13日から8月22日までは同店舗で、松本のプロデビュー40周年を記念した、ギターや機材を展示する「TAK MATSUMOTO Special Exhibition」が開催される。
エピソード
- アルバイトをし始めた当時の時給は、450円だったという。
- アルバイトをするようになる前は、学校帰りによく同店で楽器をいじっていたという。
- ”成人式の日の思い出”として、松本はギターショップ(「ロックハウスイケベ池袋」)でダンボールを潰していたことを何度も語っている。
- 松本が同店に勤めていた時期に、”「LOUDNESS」の事務所(マネージャー)を知っている”と言うアルバイトの同僚が、自身のアマチュアバンド「マクベス」のデモテープを音楽事務所「ビーイング」に送付。これによって社長・音楽プロデューサーの長戸大幸がデモテープを聴くこととなり、松本はバンドから一人引き抜かれてビーイングに所属することになった。つまり松本のプロデビューへの道が切り拓かれたのは、池部楽器店に勤務していたことがきっかけとなっている。
- 池袋に現存する「ロックハウスイケベ池袋」の店舗には、B’z松本孝弘と池部春彦の写真が飾られている。
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