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演出

B’z稲葉浩志は「LOVE PHANTOM」でダイブしているのか

(文/「B’z 超まとめ速報」@bz_takkoshicom管理人@はやみん)

ロックユニット「B’z」の大ヒットシングル曲「LOVE PHANTOM」は元々、1995年に開催されたベスト選曲ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!”』の演出用に作られた楽曲だった。

同ツアーで舞台監督を務めていた市川訓由氏は、大掛かりなステージ演出のアイデアを、楽曲「VAMPIRE WOMAN」(4th AL『RISKY』収録 1990.10.07)のパフォーマンスにて当初発案。しかし、それを聞いたギター・松本孝弘はこの演出に大変興味を持ち、わざわざ新曲「LOVE PHANTOM」を書き下ろしたのであった。(なお同曲は、ツアー終了後にシングルとしてリリースされ、B’zシングル歴代2位のCDセールスを記録した。)

この記事を書いた人
B'z 超まとめ速報 管理人@はやみん

はやみんは、ロックユニット「B'z」のことを15年以上にわたって研究しているB'zの専門家。「B'z 超まとめ速報」の著者/筆者・管理人。

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B’z「LOVE PHANTOM」の演出とは?

そして同ツアー(そしてその後の2003年、2018年開催のベスト選曲ツアー)の「LOVE PHANTOM」演奏時には、ヴォーカル・稲葉浩志がヴァンパイアやドラキュラなどを彷彿とさせる白いシャツ、黒いパンツといった衣装でステージに登場。ミラーの前で徐々に変装(グローブ、サスペンダー、マント、ハットなどを着用)していき、さらにロープを掴んでステージセット上部に移動する一方、ギター・松本孝弘はギターからレーザー光線を稲葉に向けて放ち、最終的にはステージセットの高台から稲葉が地面にダイブする、といった大変アクロバティックな内容の演出が行われた。

今やこれは多くのファンからB’zの歴代ライブを代表する演出とも言われており、バラエティ番組などで紹介される機会も多い。

さて、そんな印象的な「LOVE PHANTOM」のライブ演出だが、これを観たオーディエンスには、とある疑問が湧く。この時稲葉浩志は、実際にステージセットの高台からダイブしているのだろうか?

稲葉本人がダイブしているように見えるが実際にはスタントマンが…? あくまで”リアルな”演出だが、命懸けのプロの仕事

もちろんこの演出は、稲葉本人がダイブしているように見える実に精巧な作りのものである。また本人らが演出についてのタネ明かしをしたことは、これまでに一度もない。
しかし実際には、ステージセットの高台からはスタントマンが飛び降りている、と考えるのが妥当だ。

『B’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!”』の映像作品には、スタントとして「JAC」(ジャパンアクションエンタープライズ、旧:ジャパンアクションクラブ)のクレジットが記載。同社所属のスタントマンがライブに出演していることが、明記されている。

そしてそもそもこの演出では、高さ数十mから地面に飛び降りることが要求される。その試みが常に命懸けであるということは、言うまでもないだろう。仮に命綱があっても危険なチャレンジを、命綱なしで毎公演、稲葉本人が行うだろうか?ーそのように考えると、自ずと答えが見えてくるはずだ。
これは言うまでもなく、専門的な技術が必要な、まさに”プロフェッショナル”な仕事なのである。

また、演出のカラクリは一切明かされていないが、一般的には、稲葉が変装を終え、鏡の後ろを通る際にスタントマンと入れ替わっている、と考えるのが妥当であろう。
一方で2018年の『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』ツアーでは、高台に昇り終えた後で稲葉のズーム映像がスクリーンに映し出されるなど、かなり丁寧な作り込みの演出も行われている。
パッと見た限りではオーディエンスに”実演”を疑わせないことは、流石としか言いようがない。

つまりこれは大掛かりなものでありながらも、ある種のリアルさを徹底した演出でもある、ということだ。その手前、もし稲葉本人がダイブしていると信じるファンがいるのなら、周囲の人々はそれを尊重すべきである、と言うこともできそうである。

稲葉浩志もダイブ演出に直接コメント 「なかなかあの高さも僕も難しいからな…」”再演”に”難色”?

では本人たちはこの演出について、どのようにコメントしているのだろうか?

当の本人であるヴォーカル・稲葉浩志は、2020年10月~11月開催の無観客配信ライブ『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』のファンクラブ特別インタビューにて同曲の演出が再度行われるかについてインタビュアーに尋ねられると、「どうなんですかね…なかなかあの高さも僕も難しいからな…」とコメント。さらに、続けて「3mぐらいだったらイケる。前、25mぐらいから飛んでたから。」とも語り、自身の”再演”について”難色”を示した。

なおギター・松本孝弘はこれを聞いて横で笑いながら、「もうそろそろな?」とコメントしている。

これらのコメントをどのように捉えるかは、人それぞれであると言えよう。(ちなみに余談だが、以前20周年のファンクラブ記念DVDにて稲葉が”渚園(2003)の飛び降りより怖い”という主旨の発言をしたが、これは前後の文脈から「GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-」での演出について言及したものであると考えられる。)

近年はアニバーサリーイヤーに行われるベスト選曲の”Pleasure”ツアーで演奏されることが慣例となりつつある代表曲「LOVE PHANTOM」だが、次回、再び演奏される時はいつになるのだろうか。またその時には果たしてリバイバル演出も行われるのか。来たる2023年のアニバーサリーイヤーやそれ以降の節目にも、期待したいところである。

■公式Facebookで公開されている「LOVE PHANTOM」のライブ映像(『B’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!”』)

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