先日再始動を発表した「WANDS」や、2017年に活動再開を果たし現在ライブ活動などを展開している「T-BOLAN」などと「B’z」の関係性について、当サイトでは直近の記事でご紹介させていただいており、大変ご好評をいただいているところではございますが、日本を代表する女性アーティストのひとりである「大黒摩季」さんもまた、2016年に音楽活動を再開されており、B’zとは深い関係をお持ちでいらっしゃいます。
そこで今回は、B’zと大黒摩季さんの関係性についてまとめさせていただきました。宜しければ是非ご覧ください。
- B’zは1988年に、大黒摩季さんは1992年にデビュー 同じ音楽事務所「ビーイング」から
- 大黒摩季さんはデビュー前に下積みを経験し、B’zのレコーディングのコーラスに多数参加 名曲「Wonderful Opportunity」など
- 1992年にはB’zと大黒さんらがテレビ出演
- 1993年、ライブの楽屋に遊びに来た大黒摩季さんに、松本さんと稲葉さんがお尻を見せる場面も
- その後B’z、大黒摩季さんはそれぞれに活躍 90年代を中心に多くのCDセールスを誇る
- 【知られざる名曲秘話】大黒摩季さんの「あぁ」はB’zのことを歌った曲だった 「あぁ 君(松本さん)のように輝いていたい」
- 大黒摩季さんデビュー25周年にはB’zの松本さん、稲葉さんから祝福メッセージ
- 2017年2月、大黒摩季さんは稲葉浩志さんユニット「INABA/SALAS」のライブを観賞
- まとめ
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B’zは1988年に、大黒摩季さんは1992年にデビュー 同じ音楽事務所「ビーイング」から
B’zは1988年9月にシングル「だからその手を離して」とアルバム『B’z』リリースでデビューし、大黒摩季さんは1992年5月にシングル「STOP MOTION」でデビューを果たしました。
またB’zと大黒摩季さんは、同じ音楽事務所「ビーイング」からデビューしています。
大黒摩季さんはデビュー前に下積みを経験し、B’zのレコーディングのコーラスに多数参加 名曲「Wonderful Opportunity」など
実は、大黒摩季さんはデビュー前の1989年に、ビーイング主催の「第3回BADオーディション」に合格されています。ところが、当時他の音楽事務所からもデビューのオファーが来ていたにも関わらず、大黒さんは自らビーイングでの”下積み”の道を選ばれました。(その理由は、ビーイングの面接時にプロデューサーらから自身の曲や歌へのダメ出しを受けたり音楽についての熱弁をふるわれたりして、熱意を感じ取ったからだといいます)
その後大黒さんは、B’z、ZARD、TUBE、T-BOLAN、DEEN、織田哲郎などのビーイングに所属するアーティストのレコーディングに多数参加され、シンガーとして着実に実力を身に付けていかれることになります。
B’zの楽曲のコーラスにも数多く参加されており、例えば5thアルバム『IN THE LIFE』収録の「Wonderful Opportunity」のサビ部分、「トラブルは素晴らしいチャンス(チャンス!)」の部分の幼い女性のような声のコーラスは、大黒さんが担当されていらっしゃいます。
B’zの楽曲の中で大黒摩季さんがコーラスに参加している主な楽曲は次の通りです。
大黒摩季さんがコーラスで参加したB’zの主な楽曲
- Love & Chain 〜Godzilla Style〜
- Wonderful Opportunity
- TONIGHT (Is The Night)
- 僕の罪
- どうしても君を失いたくない
- 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
- JOY
- 裸足の女神
またこの他に、松本孝弘さんの「Love Ya」や「#1090 〜Thousand Dreams〜」などにも参加されています。(ちなみに1992年に出演したラジオ番組では、大黒さんが「Love Ya」でレコーディングした自身の妖艶な声が、ライブ会場で何万人に聞かれると思うと”お嫁に行けない”と恥ずかしがりながら語られる場面が見られました。)
1992年にはB’zと大黒さんらがテレビ出演
そして大黒さんのデビュー直前の1992年5月17日には、フジテレビ系音楽番組『ミュージックフェア』で、B’z、近藤房之助さん、坪倉惟子さん、大黒摩季さんが一緒に出演されるという大変貴重な機会が見られました。番組では「Easy Come,Easy Go!」(B’z)、「Knockin’on Heaven’s Door」(Bob Dylan)、「Jealous Guy」(John Lennon)、「Love Ya」(松本孝弘)、「BLOWIN’」(B’z)が披露されており、B’zとしては、現在テレビ出演における唯一の(公式的な)カバー曲披露の機会となっています。大黒さんはこの番組出演を後に緊張したと振り返っていらっしゃいますが、近藤さんや坪倉さんと共に、パワフルなコーラスを響かせました。
1993年、ライブの楽屋に遊びに来た大黒摩季さんに、松本さんと稲葉さんがお尻を見せる場面も
1993年6月には、『B’z LIVE-GYM ’93 “RUN”』ツアーの国立代々木競技場 第一体育館公演において、ライブ終了後にシャワーを浴びに楽屋に戻った松本さんと稲葉さんが、ちょうど遊びに来ていた大黒摩季さんに対して”お尻”を見せようとするイタズラを敢行する場面が見られました。
大黒さんはB’zの二人による”奇襲攻撃”に「何者~!」と声を上げて反応。B’zのお二人や明石昌夫さん、その他の現場にいたスタッフの方々からは、大きな笑い声が上がりました。
この貴重な映像は、1993年に行われたファンクラブイベント「B’z VIDEO-GYM #01」や、B’z Party 20周年記念DVD「B’z Official Bootleg Hidden Treasure ~Typhoon No.20~」エンディング部分にて公開されています。
その後B’z、大黒摩季さんはそれぞれに活躍 90年代を中心に多くのCDセールスを誇る
そしてその後、B’zが更なる音楽セールスを記録し、ミリオンヒット作品を世の中に発表し続けた一方、大黒さんも1992年9月にリリースした2ndシングル「DA・KA・RA」がミリオンヒットを記録。この曲で第34回日本レコード大賞新人賞受賞を受賞した以降、「チョット」「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「ら・ら・ら」「熱くなれ」等のヒット曲を次々と世の中に送り出しており、現在までのCD総売上枚数は約2300万枚を記録していると見られます。
B’zの方がデビューと売れ始めの時期が早かった一方で、このように大黒摩季さんもその後着実にアーティストとしての実績を積み上げており、1997年5月8日放送のTOKYO FM系ラジオ番組「BEAT ZONE」では、パーソナリティの松本さんが約5年ぶりに大黒さんをゲストで迎えて対談し、アーティストとしてある程度キャリアを積まれた大黒さんに対して松本さんが曲作りやツアーについてなどのいくつも質問を投げかける大変微笑ましい場面が見られました。
【知られざる名曲秘話】大黒摩季さんの「あぁ」はB’zのことを歌った曲だった 「あぁ 君(松本さん)のように輝いていたい」
そして大黒摩季さんとB’zには、あまり知られていない、名曲にまつわるエピソードがあります。
1996年2月にリリースされた大黒摩季さんの13thシングル「あぁ」(ドラマ『味いちもんめII・京都編』の主題歌)の歌詞は、大黒さんがB’zのことを想い書かれたものだったのです。
当時大黒さんは、作詞に行き詰っていました。しかし同じスタジオでレコーディングしていたB’zの松本さんが、尋常ではないほどにギターの練習をされていたのを目撃して、そこから「あぁ 君のように輝いていたい」という1番の歌詞が生まれたそうです。
そして一方、稲葉さんには日ごろから身体を鍛えるなどストイックなところがあるため、そこから2番の歌詞「あぁ 君のように貫いてみたい」という歌詞が誕生したということです。
かねてから「君」がB’zの松本さんを指しているということは一部で語られていましたが、近年、この具体的なエピソードが、大黒さんのツアー「Maki Ohguro 2017 Live-STEP!! ~Higher↑↑Higher↑↑中年よ熱くなれ!! Greatest Hits+~」などのMCの際に語られています。
大黒摩季さんデビュー25周年にはB’zの松本さん、稲葉さんから祝福メッセージ
そして大黒摩季さんがCDデビュー25周年を迎えられた2016年には、B’zの松本孝弘さん、稲葉浩志さんからそれぞれ祝福のメッセージが寄せられました。
B’z (ミュージシャン)
すっかりご無沙汰してしまいましたが、お元気そうで何よりです。
長く活動していくと色々な時がありますよね。健やかなる時、病める時、でもいつも音楽を演る事でお互い乗り越えて来られたのだと思います。
男性ファンの皆さんも勿論ですが、多くの女性の憧れ、代表としてこれからもその素晴らしい声で歌い続けていく使命が君にはあると思います。
25周年はきっと通過点ですね。
またどこかで会えるのを楽しみにしています。
松本孝弘
デビュー25周年おめでとうございます。
その昔コーラスをやってもらっていた頃には一緒にブースで歌ったりもしましたね。ワイワイ賑やかで楽しかったなー。
それからずっとパワフルな歌声をキープしながら多くの人を幸せにしてきた事、本当に素晴らしいです。25年歌い続けてきた大黒さんだけが持つ声と言葉でまた新しい世界を見せてください。これからもお互いに体に気をつけて頑張りましょうね。
稲葉浩志
2017年2月、大黒摩季さんは稲葉浩志さんユニット「INABA/SALAS」のライブを観賞
そして2017年2月8日、Zepp Tokyoで行われた、稲葉浩志さんのソロ活動の一環で結成されたユニットによるライブ、INABA / SALAS “CHUBBY GROOVE TOUR 2017”を大黒摩季さんがご観賞されたことが、大黒さん自身のTwitterで明かされました。
大黒さんはTwitterで「B’zの稲葉さんソロLive@Zepp Tokyoに行かせて貰いました😍✨💕✌️奇跡の人。私がコーラスやなんや可愛がって戴いてた頃よりも…」とコメント。
稲葉さんのことを”奇跡の人”と称し、長年にわたってパフォーマンスを維持されてきたことに対して最大限の称賛を贈られています。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
B’zと大黒摩季さんの関係性についてまとめさせていただきました。いかがでしたでしょうか?
まさに松本さんの大黒さんへの祝福メッセージにある通り、90年代後半以降はすっかり接触する機会がなくなってしまった両者ではありますが、大黒さんは1999年~2001年頃に充電休養や事務所移籍を経て、さらに2010年~2015年頃に自身の病を克服した後、2016年に古巣「ビーイング」に復帰しており、現在再び精力的に音楽活動に取り組まれています。
デビュー直後と立場がすっかり変わってしまった両者である故に、現在音楽的な仕事の上ではなかなか一緒になる機会はないかと思われますが、それでもB’zの松本さん、稲葉さん、大黒さんの性格から察すると、それぞれに会われた際には飾らずに自然と接していらっしゃるお姿が、容易に想像できます。
”長く活動していくと色々な時がありますよね。健やかなる時、病める時、でもいつも音楽を演る事でお互い乗り越えて来られたのだと思います。”―松本さんから大黒さんに贈られたこの言葉には、大変な重みを感じます。そしてこの言葉の通り、B’zと大黒さんが今後未来永劫、音楽活動に邁進されることを切望するとともに、”これからもお互いに体に気をつけて頑張りましょうね。”という稲葉さんから大黒さんに贈られたお言葉の通り、松本さん、稲葉さん、大黒さんの、今後の益々のご健勝をお祈り申し上げたいと思います。
「令和」の時代を迎えたこれからの、B’zと大黒摩季さんの更なるご活躍に期待が集まります。以上、B’zと大黒摩季さんの関係性についてまとめさせていただきました。ご覧いただきありがとうございました。
コメント
大黒摩季さんの97年の初ソロライブにB’zのお二人が見に来られていたのを偶然見ました!
懐かしい〜