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亀田誠治、B’zへのオファーエピソードを語る「一択です」スタッフ凍り付くも2日後にB’zのマネージャーから電話があり…

音楽プロデューサーの亀田誠治が5日、音楽評論家・田家秀樹がDJを務めるFM COCOLOのラジオ番組『J-POP LEGEND FORUM』に出演。7月14日に発売となる松本隆のトリビュートアルバム『風街に連れてって!』に収録されているB’z「セクシャルバイオレットNo.1」の制作エピソードを、語った。

亀田曰く、B’zがカバーした桑名正博の楽曲「セクシャルバイオレットNo.1」は松本隆初のチャート1位獲得曲であることと共に、黄金コンビ・筒美京平作曲の曲であること(『風街に連れてって!』に必ず筒美作曲の曲を入れようとしていた)、そして自身の中で”意外にもあまりカバーされていない感じがした”ことが理由となって選曲されたとのこと。そして”曲ありき”でカバーするアーティストを選んでいたところ、「僕の中で一択です、もうすぐ浮かんだ、B’z」と、すぐさま「B’z」が浮かんだという。

なおこの時、スタッフとZoomで会議しており、「B’zさんとかどうですか」と亀田が語るとスタッフは画面越しに凍り付く様子を見せたとのこと。亀田曰く”オファーを引き受けてくれないだろう”という雰囲気を感じたという。

亀田誠治「僕とB’zさんで積み重ねてきている関係がある」力説し直々オファー

しかし亀田はスタッフに、「僕とB’zさんが積み重ねてきている関係がありまして」(※亀田には、2019年にB’z『NEW LOVE』レコーディング参加、2014年に自身のラジオ番組J-WAVE『BEHIND THE MELODY ~FM KAMEDA』に稲葉浩志、松本孝弘がソロで出演などの過去がある)と力説し、B’zに手紙を書いて直々にオファー。すると2日後にB’zのマネージャーから電話があり、「めちゃくちゃ前向きですよ。これ、やりましょう。」「今、松本も稲葉も後ろにいる一緒にいるので、亀田さん、電話変わりませんか?」などと好反応が示され、本人らと、そのまま楽曲のキーや方向性を話し合えることになった。

 

亀田誠治、松本と桑名のエピソードを知ったのはオファー後だった「奇跡だと思う」

さらに注目のエピソードはここからだ。亀田曰く、ギター・松本孝弘は電話口で亀田に対し、「亀ちゃんさぁ、俺、今回これ奇跡だと思うんだよ。なぜかというとね、実はね僕はね、桑名正博さんのバンドでこの曲のギターをずっと弾いてたんだよ。もう一回それが弾けるなんて、本当に、亀ちゃんに感謝するよ。」「今でもすぐ弾けるよ」などと語ったとのこと。亀田が松本が桑名のバンドに参加していたことを知ったのは、なんと、オファーの後であったことになる。
亀田はこのエピソードを聞いた時に、”こんなことがあるのか”と鳥肌が立ったという。

またヴォーカル・稲葉浩志は電話口で「いやぁこの曲僕好きでさぁ。僕のシャウト、しまくっちゃってもいい?」などと、ワクワクする素振りを見せながら答えたとのこと。
そしてその後すぐに稲葉のキー決めのプリプロ音源がデータで送られたことで、制作はとんとん拍子で進んでいったということだ。

番組の最後に亀田はレコーディングについて、「楽しかったですねぇ」としみじみとコメント。
なお、B’zの「セクシャルバイオレットNo.1」のドラムスに、以前亀田がB’zに紹介した日本人ドラマー・玉田豊夢が参加していることも明かされている。

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