B’zのギタリスト・松本孝弘が、かつて自身がアルバイトをしていた池部楽器店が創立45周年を迎えたことを受け、「カナデルチカラの日」記念日制定に、当時のエピソードを交えたお祝いメッセージを贈った。
株式会社池部楽器店(=東京都千代田区)は、創業記念日でもある7月18日を、一般社団法人日本記念日協会より記念日として登録認定を受けて「カナデルチカラの日」として制定。
これに伴い2020年7月18日、リモート記念日登録証授与式が行われた。
「カナデルチカラの日」という名称は、2020年5月に池部楽器店がスタートした「カナデルチカラプロジェクト」(著名アーティストの協力のもと、メッセージムービーの動画制作・配信、無観客ライブ配信などを実施)にちなんだもので、“新型コロナウイルス感染拡大にともなう生活不安や自粛疲れによるストレスを感じる方々が増えている今だからこそ、カナデルチカラ(音楽の力・楽器演奏の力)で誰もが心健やかに生きてほしい”という思いが込められたもの。株式会社池部楽器店は⾳楽・楽器を通して世の中の⼈々に笑顔や楽しさを届けることを使命としており、演奏の上手下手を問わず、楽器を演奏することによる音楽の力で、心の健康を広めていく考えであるという。
なお同式典では、関係各所より届いたお祝いメッセージが発表。その中で、かつて池部楽器池袋店でアルバイトをしたことがあるB’zのギタリスト・松本孝弘からも、メッセージが寄せられている。
松本孝弘が池部楽器店に寄せたお祝いメッセージ
松本孝弘が「カナデルチカラの日」の記念日登録認定に際し池部楽器店に寄せたお祝いメッセージは、下記の通り。(文中に出てくる“社長”とは、創業者で先代社長の池部春彦氏)
[B’z 松本孝弘さん お祝いメッセージ全文](原文ママ)
池部楽器店創立45周年、そして「 カナデルチカラの日 」記念日制定おめでとうございます。
学生時代、僕はここ池袋店でアルバイトをさせて頂きました。
アマチュアの頃、このOMスタジオで演奏させて頂いた事もあり大変思い出深い場所であります。
最も忙しい正月商戦ではOMスタジオは在庫の倉庫となり、
段ボールに入ったギターを数本担いで1階から4階を何度も往復した事を覚えています。
アルバイト中に試奏と称して、お客さんの存在を忘れて自身の演奏に没頭してしまい、
社長によく怒られたものでした。ロックハウスイケベは正に僕の青春を育んだ場所でした。
社長は僕が無名の頃から楽器の提供等のサポートをして応援して下さいました。
池部楽器店がなければ、現在の僕はありません。心から感謝しています。
池部社長が一代で池部楽器店をここまでにされたのは、類稀なる商才をお持ちであった事は明白ですが、
商魂だけではなく、楽器、音楽に対する深い愛情をお持ちだったからだと思います。
「 カナデルチカラの日 」、池部社長の楽器に対する思い、音楽に対する思いや愛情が受け継がれていく、
そんな日になれば僕も嬉しく思います。
まだまだ予断を許さない状況下ではありますが、誰かの笑顔の為に、
「 カナデルチカラ 」を信じて、僕は僕のやれる事、やるべき事である音楽を続けていきたいと思います。
神様から与えられたこの試練から僕達は学び、考え、共に新たな楽器業界、音楽業界を築いていきましょう。
皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
池部楽器店の更なる飛躍をお祈りしています。
本日はおめでとうございました。松本 孝弘
池辺楽器店プレスリリース(https://www.ikebe-gakki.com/press-release/200718.html)より引用。
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