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【連載エッセイ#3 ”B’zとわたし”】東大出身インフルエンサー・みなみんとんさん

みなみんとんのプロフィール画像 連載エッセイ企画 ”B'zとわたし”
画像出典:みなみんとんさんのXアカウント

※この文章にはカラクリがあります※

――はい!ということで、本日は東京大学出身でインフルエンサーとしても活動されたことのあるBrother(=B’zのファンの愛称)、みなみんとんさん(以下、敬称略)にインタビューしていきたいと思います!よろしくお願いします!

みなみんとん(以下「み」):みなみんとんです!このインタビュー、本当に私でいいのか?って感じでちょっと緊張してますが、よろしくお願いします!

――さっそく質問していけたらと思います。B’zはいつからお好きなんですか?

み:中学生のときです。B’zを知ったきっかけは、よくあることだと思うんですけど、親が運転する車で流れてたんですよね。最初は知らない曲が流れてるなって感じだったんですけど、聴いてるうちにハマっちゃって。

――みなみんとんの歳だと、むしろ親が世代ですよね。出会ったときの曲・アルバムはなんですか?

み:最初に聴いたアルバムは「MAGIC」です!今でも大好きですね。特に好きな曲……は割と全部なので選べないんですけど、当時すごく耳に残ったのは「long time no see」かなと思います。なんだろう、自分の人生のなかで全然聞いたことのない感じがして、はじめはもはや「変な曲だな」とすら思いました(笑)。

――他にないメロディーって感じしますもんね。癖になるというか。
B’zを好きになった中学生のとき、周りにファンはいたんですか?

み:中2のとき、たまたまクラスに2人いました。なかなかいないだろうと思っていたのでびっくりしましたが、嬉しかったです。うちの中学校、お弁当の時間になると校内に音楽が流れるんですよ。時代も時代なので、だいたいYUIか、BUMP OF CHICKENか、あとはAKB48とかが8割型で。でもたま~にB’zが流れるときがあったんです。唯一流れるのが「C’mon」のアルバムだったんですけど、そのときは多分クラスで3人だけガッツポーズしてましたね。あとは部活の後輩にも1人ファンがいました。これは意外といる方なんですかね(笑)。

――いる方なのでは!?みなみんとんの中学校が稲葉さんの出身地である岡山だからでしょうか。関係ないか?
高校へと進み受験勉強も大変だったかと思いますが、やっぱり勉強のお供もB’zだったんですか?

み:実はそうでもないんです……(笑)。もちろん日常的に聴いてはいましたが、勉強中に流すと歌詞やメロディーを拾いすぎちゃうんですよね。「ええなぁ……」って。それだと身に付けたい内容が全然入ってこないので、勉強中は歌詞のない音楽とか、歌詞の聞き取りづらい激しい曲とかを流していました。

――そりゃそうだ。これを読んでいる受験生のみなさん、勉強中は我慢した方がいいかもです。
そして東大に入学した後は、B’z関連のサークルに入ってましたよね?

み:そうなんです。3年生のときからなんですけど、友達に声をかけてもらって、「東大B’z同好会」に入りました。京大にもB’z同好会があるようで、その東大版として新しく作られたサークルでした。
入会するとき、内心はちょっとドキドキしてました。というのも、B’zってけっこう深いファンが多いじゃないですか。その人たちと比べたら自分なんてまだまだ何も知らないし……という気持ちもあって。最近だと「推し」がムーブメントになるくらい、みんな誰かに深くハマるのが当たり前みたいなところがありますけど、私はそういうのがあまりないタイプなんですよね。でも、私自身B’zが生み出す音楽が好きなのは間違いないことなので、それを他の人とも共有したいなと思って入ることを決めました。結果、いろんな人のいろんな話を聞けたり、それまで深く聴いていなかった曲の魅力を知ることができたり、B’zの曲はもちろんのこと、それ以外でも音楽の趣味がすごく似ている人を見つけたりもして、やっぱり入ってよかったなと思いましたね。そんな経験もあって、今でも「何かを好きになるペースや深さは人それぞれでいい」というのがひとつの信条のようになっています。

サークルは今も続いてるので、これから東大に入る人や東大生で興味のある方は、ぜひ同好会や私のXにDMいただければと思います!急に宣伝(笑)。

――素敵なサークル!どんな活動をするんですか?

み:オンラインで話したりもしますし、あとはみんなでカラオケに行ったり、MV撮影の聖地に行ったり、イントロクイズをしたりとかしましたね。全然関係ないけど、なぜかディズニーに行ったこともあります(笑)。

他の人と話す中で、自分の好きな曲って何だろう?と改めて見つめ直したこともありました。結論として、私の好きな曲は明確に「愛」と名のつく曲が多いなと思います(笑)。LOVE PHANTOMを筆頭に、LOVE IS DEAD、ながい愛、SUPER LOVE SONG、愛のprisoner、LOVE & CHAIN……挙げればキリがないし、タイトルに愛がつかない曲で大好きな曲もたくさんあるんですけどね。
そんなことを考えていたのもあって、自分自身「愛」というテーマに興味があるんだなと思い至り、卒論でも「愛」が大きなテーマになっていました。

――そうそう、みなみんとんが宗教学を専攻していたということで、そこと絡めた話も聞いてみたいと思っていたんです。

み:ハードル高いですね(笑)。なかなかB’zと宗教を直結させることは難しいんですが、さっきの愛の話でいうと、愛というのは「秩序を壊す」役割と「秩序をつくる」役割とを併せ持っていると思っていて。自由奔放で強力すぎる愛は秩序立った社会を脅かす危険なものになり得ますが、愛がひとたび「結婚」という制度に取り込まれたら、それは社会の存続を成り立たせるパーツへと180°変わります。そのような観点からいえば、私はB’zに、前者の、つまり破壊的な愛を見出しているんだと思います。それぐらいのパワーがあるから私たちはB’zの音楽に衝撃を受け、魅了されるんだと思います。

もう少しダイレクトに宗教に絡めて、「神」というポイントでB’zの楽曲を見ると、彼らにとって「神」は信じる対象というよりかは、かなり対等な、仲の良い友達のような感覚を覚えます(笑)。「信じる者しか救わないせこい神様より僕の方がいいんじゃない?」ってイジっちゃうところとか。「デウス」は神様そのものがタイトルですけど、「神様、Oh yes I’m ready」っていうのも、「見てる?俺いけるよ?」みたいな軽さがあるし、しかも神にすがっているわけではなく、ここから前に進むんだっていう自分自身の覚悟を「神」という言葉を通して口にしている感じですよね。
タイトルに神、でいえば「裸足の女神」もですけど、こっちは「君=女神」になっていてこれも素敵ですよね……。むしろこの、どれだけ傷ついても人への愛を絶やすことなく自らの足で立ち続ける「女神」の方が、絶対的な崇拝や尊敬の対象って感じがしますよね。

――これは話し始めたら止まらなそうですね(笑)。ずっとお話していたいところですが、みなみんとん、時間気にされてますか?

み:あっ、そうなんです……実はこの後、「enⅣ」参戦でして……!

――何と!!そういえばインタビューをしているこの場所、有明アリーナと目と鼻の先だ!

み:実は昨年がLIVE-GYM初参戦で、今日が2回目の生・稲葉さんなんです。

――STARS最高でしたね!今日もぜひ、楽しんでくださいね!

み:ありがとうございます!!それでは、行ってきます!

――読んでいただいている皆様、最後までお付き合いいただきありがとうございました。ゲストはみなみんとん(X:@373_0521_minton)、そしてインタビュアーは私、みなみんとんでした!せーの、おつかれー!!※

P.S. みなみんとんはこのあと有明アリーナにて、号泣しつつ目一杯LIVEを楽しんだようです。聴きたいと思っていた曲をいっぱいやってくれて、ガチャもかなりの当たりで本っ当に最高でした。これから参戦予定の方も、ぜひ楽しんでください!

(この文章は2024年6月に執筆していただきましたが弊サイトの事情により、遅れての掲載となりました。申し訳ありません。みなみんとんさん、誠にありがとうございました。)

【プロフィール】みなみんとん

岡山県生まれ岡山県育ち。東京大学文学部宗教学研究室出身。東大生YouTuberグループ「ぎんなん女子部」のメンバー。2019年にはTBS系『水曜日のダウンタウン』に出演し、発言が話題を呼んだ。

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