「GLAY」(グレイ)とは、日本の4人組ロックバンド。所属事務所はラバーソウル。所属レーベルはLSG。
メンバー
B’zとの関係
B’zは1988年にデビュー、GLAYは1994年にメジャーデビューしており、バンドのキャリアとしてはB’zの方が6年”先輩”にあたる。(但しGLAYも、TAKUROとTERUを中心に1988年にバンド結成している。)
そしてアーティスト別CD総売上枚数ランキングでB’zが1位、GLAYが9位にランクインするなどしていることから分かるように、両者は共に、日本の音楽シーンを牽引してきた。(ちなみにB’zとGLAYのCD総売上枚数を足すと、約1億2,195万枚となる。)
また特に1990年代後半には、GLAYのベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』(1997年10月1日発売)が1998年7月13日付でオリコン史上最大の売上枚数を記録したがその翌週にB’zのベストアルバム『B’z The Best “Pleasure”』がその記録を上回るなど、セールスにおいて共にデッドヒートを繰り広げた。
一方で、GLAYのメンバー全員がデビュー当時からB’zの音楽を好んでいたようであり、それぞれにシングルCDを集めていた。TAKUROは20歳の頃、運送屋のアルバイトをしていた時にラジオで当時ヒットチャートに入っていたB’z「ALONE」を聴いて、感銘を受けたという。20代半ば頃には、当時リリースされたB’z「MOTEL」を聴き、デビュー当時”くすぶっていた”というバンドのメンバーらが励まされたこともあった。さらに1996年頃にはTAKUROがTERUにB’zのライブを観せようとして、二人で武道館公演を観賞したこともある。
また松本は、NHKの番組でTAKUROと対談する前(1999年より前)から当時有線などで流れていたGLAYの曲を知っており、テレビなどでGLAYを観て「この人たちはすごくジェントルマンなんだろうな」と思っていたという。そして実際にTAKUROに会ったところ、”その通りの人柄だった”と感じた。
B’zとGLAYの交流は、松本孝弘とTAKUROが1999年5月7日放送の松本を特集する番組『松本孝弘 ソロ・プロジェクト 〜B’zへの挑戦〜』(NHK BS2)で対談して以来、始まる。
その後も松本とTAKUROが公私にわたって深い交友関係を続けており、日頃から食事を共にしているほか、松本がTAKUROのソロアルバム『Journey without a map』(2016年)『Journey without a map II』(2019年)のプロデューサーを務め、TAKUROは、長年の付き合いで松本からミュージシャン・ギタリストやバンドのリーダーとしての哲学などを吸収してきた。(2019年のラジオ番組やテレビ番組で、「B’zがいなければGLAYは存在しなかったと思う」と発言したこともある)
またGLAYのメンバー全員が各メディアなどでB’zにリスペクトを示したことがあり、TERU、JIRO、TAKURO、HISASHIのメンバー4人全員でB’zのライブを観覧したこともあった。(『B’z LIVE-GYM 2010 “Ain’t No Magic”』東京ドーム公演)
2008年2月1日に『GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2007-2008』を倉敷市民会館で行った際、直後の4日にB’zが『B’z LIVE-GYM 2008 “ACTION”』を同会場で行う予定だったため、メンバー全員がB’zにメッセージを書き残した。その後、メッセージが書かれたポスターは松本が全て目を通し、松本の意向によってDressing Roomに飾られ、その後のツアーに帯同したという。
2011年9月25日に日本武道館で行われた『テレビ朝日ドリームフェスティバル2011』でGLAYとB’zが同日にラインナップされ、初めて同一のステージに立った。またこの時GLAYのヴォーカル・TERUは、MCで度々B’zについて言及した。
2021年9月28日・29日、B’z主催のRock Project『B’z presents UNITE #01』横浜公演(横浜アリーナ)で、B’zとGLAYが初めて共演。GLAY「彼女の“Modern…”」とB’z「ultra soul」でコラボ演奏した。
2021年10月26日、GLAYの公式YouTubeチャンネルで、12日に都内で行ったTERUと稲葉の対談の模様を収めた動画が公開された。
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