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クレイ・キャロウェイ(Clay Calloway)

クレイ・キャロウェイ(Clay Calloway)のイメージ画像 SING/シング:ネクストステージ
画像出典:『SING/シング:ネクストステージ』公式サイトより引用

クレイ・キャロウェイ(Clay Calloway)とは、米映画『Sing 2』(邦題『SING/シング:ネクストステージ』)に登場するキャラクター。伝説のロックスターのライオン。雄。

 

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声優について

オリジナル版の声優をボノ(U2)が、日本語吹替版の声優を稲葉浩志(B’z)が務めた。なお両者は本作が声優初挑戦となった。本編では「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」<アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー(終りなき旅)、原曲:U2>をアッシュ(Ash)役の声優※とデュエットした。※オリジナル版:スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)、日本語吹替版:長澤まさみ。

 

キャラクターの概要・物語に登場する経緯

※以下の記述は、作品本編の内容を一部含みます。内容を知らずに今後作品をご鑑賞されたい方は、記事のご閲覧にくれぐれもご注意ください。
※各表記や設定については公式の出版物などを参照した上で記載しており、その正確性には万全を期しておりますが、ストーリーの展開などについては筆者の主観によって綴っています。つきましては公式の見解とは異なる場合がありますので、予めご了承ください。
※以下の内容は作品に登場するキャラクターの特性などについての理解を深め、かつより十全にするために記述するものであり、作品のストーリーやセリフの内容などを意図的に複製する目的のものではございません。予めご了承ください。

クレイはかつて「情熱的でパワフルな歌声が大人気だったロック歌手であり伝説的ミュージシャン」(『SING/シング:ネクストステージ』パンフレットより引用)だったが、最愛の妻・ルビー(Ruby)を亡くして以来、約15年間以上にわたって人前から姿を消し、またその心・歌声を隠してきた。彼の全ての曲は、妻にインスピレーションを受けていたという。

そんな彼に、ショーに出演するオファーをしたのが、ニュー・ムーン劇場の支配人・バスター・ムーン(Buster Moon)だった。

彼とその仲間には、地元から飛び出し、エンターテインメントの聖地・レッドショア・シティでショーを開くという夢があった。そして、ショービジネス界の最高峰と目され同都市にあるクリスタル・タワー劇場のオーディションに強引なやり方で潜り込むことに成功したが、その結果は不合格に。一方、その場でパフォーマー・グンター(Gunter)が、”クレイ・キャロウェイの歌が出てくるSFのミュージカルショー”という案を披露したことで、劇場のオーナー、ジミー・クリスタル(Jimmy Crystal)がショーを開くことに納得した。また、そこでさらにバスターがはったりをかましたことによって、バスター達はクレイと全く知り合いではない状態から、本番までの3週間以内にクレイの出演を取り付ける必要に迫られた。

 

アッシュ、バスターらの説得とショーへの出演【その後】

バスターはまず、アシスタントのミス・クローリー(Miss Crawly)にクレイの居場所(自宅)を突き止めるよう指示。するとクローリーは新聞記事などから居場所を突き止め、レンタカーで、果物の盛り合わせを持って、自宅を訪問した。

ところがクレイはクローリーの敷地内への侵入のシグナルを受けると、バイクでガレージから出動してペイント銃を撃ちまくり、クローリーを撃退。クローリーはクレイに怯えてしまい、辛うじて劇場に戻った後にはバスターらに、オファーを辞めた方が良いと勧めた。

しかし、クリスタルに急き立てられたバスターは自らクレイ宅を訪れることを決意し、またクレイの大ファンだというアッシュ(Ash)も”役に立つかもしれない”と同行を志願。今度は二人で自宅を訪れたが、クレイの注意が届く前に自宅の電気柵に触れて感電してしまい、共に意識を失ってしまった。

その後、二人をクレイが看病。意識を戻したアッシュは先にクレイと一対一でオファーの話をしたが、受け入れられなかった。

その翌日も、バスターとアッシュが交渉。アッシュがクレイに対し、閉じこもっている理由に迫り、また再び歌うようお願いすると、クレイは「歌えるわけない。自分の曲は聴いてすらいない、この15年間な。」と激怒する様子を見せ、これを一蹴した。

しかしアッシュは“放っておけない”と一人家に残り、継続してクレイを説得。そして、アッシュが玄関先で「Stuck In A Moment」<スタック・イン・ア・モーメント、原曲:U2>を弾き語った時にはついに、妻の写真を眺めていたクレイが部屋から降りてきてアッシュの横に座り、息を吐き、初めて他人に心を開くような様子を見せた。

その後、ついにアッシュがクレイの説得に成功し、二人はバイクで劇場へ向かうことに。ところが今度は、娘・ポーシャを主役から降板させたことがクリスタルの怒りを買い、ショーが中止に追い込まれ、かつバスターらの身に危険が及ぶという事態に陥った。ショーの開催を諦めようとするバスター達。しかしここでクレイが「逃げ隠れしたって何の解決にもならない」と語り、バスターらは再び発奮した。そしてジョニー(Johney)のアイデアによって、追手を巻き、クリスタル・タワー劇場を乗っ取るという形で、ショーの開催に踏み切った。

ショーは、各メンバーが様々な対策を講じ、またそれぞれの課題を乗り越えながら、進行。その最終盤ではグンターの脚本により、アッシュとクレイがデュエットする予定となっていた。しかしクレイは舞台裏で度々不安そうな素振りを見せ、直前に、「歌えやしない」と再び逡巡。それを見たアッシュは一人、ステージへと進み、「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」<アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー(終りなき旅)、原曲:U2>をアカペラで歌唱した。これに、オーディエンスは大合唱。すると、その様子を見たクレイがステージに歩き始め、ギターを弾き、同曲を歌い始めた。そして二人はデュエット。オーディエンスからは、大歓声が沸き起こった。

結果、ショーは無事に成功。クレイは、見事復活を果たした。

最後には、大劇場「マジェスティック劇場」(The Majectic Palace)からバスターらにショーをしてほしいとのオファーがあり、バスターが出演の可否を尋ねると、クレイはウインクで反応。そしてメンバーらは同劇場でショー『OUT OF THIS WORLD』を開催し、成功させたのであった。

 

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