音楽家の坂本龍一さんが2023年3月28日に亡くなったことが4月2日、発表された。享年71歳。2014年に中咽頭がん、21年に直腸がんであることを公表し、長きにわたって闘病していた。
坂本さんは東京芸術大学大学院終了後、1978年にミュージシャンの細野晴臣さん、高橋幸宏さんとともに「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」を結成。“テクノポップ”という新たなジャンルを確立した。
YMOが解散した1983年には映画『戦場のメリークリスマス』に自ら出演し、手掛けたテーマ曲「Merry Christmas, Mr. Lawrence」はのちに代表作となった。また1987年公開の『ラストエンペラー』では俳優とともに音楽プロデューサーを務め、同名のサウンドトラックは日本人初のアカデミー作曲賞、ゴールデングローブ賞、第31回グラミー賞最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞(1989年)など世界的な音楽賞を数多く受賞した。
また脱原発や環境保護の活動にも力を入れていた。
B’zのサポートメンバー経験者も坂本龍一さんを追悼
訃報を受けて、B’zのサポートメンバーを経験したミュージシャンらも追悼のメッセージをSNS上に投稿している。
YMOに影響を受けてミュージシャンを志した黒瀬蛙一(Dr)は、Instagramで『冥天』と題し、「”男前”とはなんぞや、という事のほぼ全てを僕に教えてくれました。教授の生き様、継承して参ります。ありがとうございました。永瀬敬一.」などと綴った。
サム・ポマンティ(Key)は、坂本さんの写真とともにInstagramのストーリーズ機能で「残念すぎます… 最期まで革新的で素敵な音楽をお作りになさったこと、尊敬します。「芸術は長く人生は短し」心よりご冥福をお祈りします。Rest in Peace to a true master! Ryuichi Sakamoto 1952-2023」と綴った。
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