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B’zサポート・黒瀬&満園ペア復活 コピーバンド出演から”本家”出演の衝撃

満園庄太郎の写真 満園庄太郎
画像出典:筆者撮影

2020年、B’zのサポートメンバーのラインナップに、黒瀬蛙一(Dr.)と満園庄太郎(Ba.)が復活する。
約19年ぶりにB’zのステージに返り咲いた両者は、実はこの間、”B’zのコピーバンド”のライブにも参加していた。

B’zサポート・黒瀬&満園ペア復活 コピーバンド出演から”本家”出演の衝撃

”30年余りの活動の中でオンステージを共にしたことのある日本人サポートミュージシャンをこの機会に敢えて選出。”-このフレーズを耳にして、胸を震わせた往年のファンがどれほど多くいただろうか。

B’zが2020年、自身初となる無観客配信ライブ『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』を実施する。この試みは、コロナ禍でミュージックシーンが大きな打撃を受ける中、「何かできること、今しかできないこと」を模索した結果辿り着いたものだという。そしてこの挑戦的な公演に、かつてステージでライブサウンドを構築した日本人サポートメンバーが参加することとなった。そのラインナップは、以下の通りだ。

  • Day1, Day2, Day5 : 増田隆宣(Key.), 大賀好修(Gt.), 田中一光(Dr.), 徳永暁人(Ba.)
  • Day3, Day4 : 増田隆宣(Key.), 大賀好修(Gt.), 黒瀬蛙一(Dr.), 満園庄太郎(Ba.)

”フル出場”する増田隆宣(Key.)と大賀好修(Gt.)は2018年までシェーン・ガラース(Dr.)、バリー・スパークス(Ba.)と約8年間B’zのサウンドを支えたお馴染みのメンバーだ。そして徳永暁人(Ba.)は1997年から2007年頃までサポートメンバーやアレンジャーなどを務めたキーパーソンとも言える。
一方、とりわけファンを驚愕させたのが、田中一光(Dr.)、黒瀬蛙一(Dr.)、満園庄太郎(Ba.)の参加ではないだろうか。

田中一光(Dr.)は、1990年から1994年の間B’zのツアーに参加していたドラマー。そして黒瀬蛙一(Dr.)と満園庄太郎(Ba.)は、同時期の1999年から2001年にかけてB’zのツアーに参加していたドラマー、ベーシストである。
そして、誠に久しぶりの参加となったこの3人は、これまでの間にミュージシャンとして多方面に活躍を見せていた一方で、昨年、実は”B’zのコピーバンド”が集うイベントにも参加していた。

 

衝撃の復活の裏に”B’zコピーバンド”イベント参加も “本家”ライブ復帰の衝撃

満園庄太郎(Ba.)は、B’zのツアーサポートで帯同していた増田隆宣(Key.)とかねてから親交を持っていた一方で、2018年頃からB’zのコピーバンドが集うイベント(「Anything Allright Festival」)にも積極的に参加するようになった。そして同イベントには盟友・黒瀬蛙一も参加し、コピーバンドの一般参加者に混じって、伝説の”名コンビ※”でのパフォーマンスを複数のイベントで披露することになる。(※黒瀬蛙一と満園庄太郎は、1999年当時、まだ名の通ったミュージシャンではなかったが、ロックサウンドに舵を切る思惑があったマネジメントによってB’zのツアーサポートメンバーに抜擢され、約3年間にわたり持ち前のロックスピリットでB’zのパフォーマンスを支えた。)

さらに満園は、2019年、実際にB’zのギタリスト・松本孝弘と会い、B’zのコピーバンドが集うイベントを実施していることを報告したという。松本は、”どんどんやってほしい””ロックが盛り上がるのはいいことだ”と返答したとのことで、満園はイベントで、機会を与えてくれる当人たちに感謝を示し、イベント出演者や参加者からエネルギーを貰っていることを明かしている。そして2019年11月には、同イベントに田中一光(Dr.)も参加。当日のイベントでは、実に3人のB’zサポートメンバー経験者が、B’zの楽曲のパフォーマンスを惜しげもなく披露することとなった。⇒ライブレポートはこちら>>

実際に『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』に3人が選出された理由やいきさつなどは、現時点ではまだ当人らの口から明かされていない。しかしながら、水面下でこのように継続的な活動・交流が行われていたことは、田中、黒瀬、満園らの選出の多少のきっかけになったとは言えないだろうか?(オファーの経緯については、インタビューやMCでの言及を待ちたいところである。)

2020年10月以降に予定されていたB’zコピーバンドイベントは、”ゲスト”が”本家”のライブに出演することなどにより、延期となったという。新型コロナウイルスの影響があったとはいえ、ここにきて、まさかの”電撃復活”。同イベントの関係者、そして本人らも、実に驚いているのではないだろうか。

コピーバンドのイベントに出演する予定だった日に、急遽”本家”のバンドのライブに出演することになるー実に面白い話である。

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