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B’z歴代の伝説豪雨ライブを徹底解説 稲葉浩志に「雨男」疑惑 “雨ハラ”の実態も

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『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』のアーティスト写真 B'z
画像出典:B'z公式サイトより引用

皆様いかがお過ごしでしょうか。世間では例年通り激しい雨が降る地域が多く見られ、今年も厳しい梅雨が到来した、と言うことができるのではないかと思います。どうか日々の生活にはくれぐれもお気を付けください。

さて、B’zは4月中旬から5月末にかけて期間限定のライブ映像公開企画『B’z LIVE-GYM -At Your Home-』を実施し、多くの方々が、YouTubeで公開された各動画をご視聴されたことかと思います。そして動画を視聴している中で、B’zの多くのライブ映像で会場に雨が降っている様子を確認できる、という事実に気付いた方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、B’zの歴代ライブにおける数々の豪雨伝説や、B’zのヴォーカリスト・稲葉浩志がしばしば”雨男”と呼ばれてしまう理由についてまとめさせていただきました。宜しければ是非ご覧ください。

B’z伝説の歴代野外豪雨ライブまとめ

それではまず、B’zの歴史の中で今や伝説となっている、歴代の数々の野外豪雨ライブについて、時系列でまとめさせていただきたいと思います。

【1995年7月15日】B’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!” 舞洲スポーツアイランド

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当時まだ”B’zのライブ=雨”のイメージは付いていなかったためあまり広く知られてはいませんが、複数会場での公演を伴うツアーではB’z初の野外公演となり、またヴォーカル・稲葉浩志にトラブルが起こってしまった『B’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!”』舞洲スポーツアイランド公演から挙げさせていただきます。(※なおB’z史上初の野外公演は『B’z LIVE-GYM Pleasure ’93″JAP THE RIPPER”』渚園公演2DAYS。よって当該公演は野外通算3公演目。)

当日会場・舞洲スポーツアイランドには、開演前から雨が降りしきることに。そして公演は開演が遅れながらも進行していきましたが、本編終盤には稲葉浩志がステージ中央付近で濡れた地面に足を滑らせてしまい、腰付近をステージに強打し、また地面に付いた指を切るケガをしてしまいます。

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しかしその後、負傷箇所に応急措置が行われ、公演は無事ラストまで遂行。また、以後のツアー公演もスケジュール通り、問題なく行われることとなりました。なおこの時の模様は映像作品『”BUZZ!!” THE MOVIE』に収録されているほか、稲葉浩志自身の口によっても何度かエピソードとして語られています。

【1999年8月28日-29日】B’z LIVE-GYM ’99″Brotherhood” 横浜国際総合競技場(現:日産スタジアム)

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1999年8月28日-29日に、アルバムツアー『B’z LIVE-GYM ’99″Brotherhood”』のファイナル2DAYSとして、横浜国際総合競技場(現:日産スタジアム)でライブ公演が行われました。(なお公演は同会場初の音楽イベント開催)

この公演の模様は映像作品「once upon a time in 横浜 〜B’z LIVE GYM’99 “Brotherhood”〜」に収録されたことでも知られていますが、29日の公演では、途中から会場に大雨が降りしきる展開に。同映像では雨に打たれながらパフォーマンスするメンバーが幻想的な美しささえ醸し出しており、この公演で初めて「B’zのライブ=雨」という認識が生まれたものと一般的には考えられています。

【2000年8月9日】B’z LIVE-GYM Pleasure 2000“juice” 千葉マリンスタジアム(現:ZOZOマリンスタジアム)

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2000年開催のベスト選曲ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 “juice”』では、千葉マリンスタジアム(現:ZOZOマリンスタジアム)において、8月5日から13日までの間に5回もの公演が行われました。そしてその中の8月9日の公演において、B’zはまたも雨にまつわる”伝説”を残してしまいます。

それは「激しい雷雨が降りしきる中でライブを行う」、というものです。(公演は安全面を考慮しラストに一部演奏メニューをカット)当日会場では公演の中盤からステージ付近に稲光が見え、さらに直後に強い雨が降り始めることとなりました。
会場に大量に降り注ぐ豪雨と雷は、まるで演出の一部のように激しく幻想的なものに。そしてこのライブの模様は一部作品として映像化されており、楽曲「LOVE PHANTOM」の演奏時に会場付近で実際に落雷が発生している様子を、映像から確認することができます。(同映像は『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』DVDに収録)

またちなみに、伝説となったのは天候だけではありませんでした。公演中、安全面の配慮から演奏メニューのカットが決まった際に、稲葉浩志はMCでファンに次のような言葉を投げ掛けています。

「ここで僕達から提案させてください。けがしている人(スタッフ)も出ているんで、いつものすべてのメニューをやるわけにはいかないんで。ただこのあと2曲、思い切り演奏したいと思います。(中略)みんなが賛成してくれたらやります。」

稲葉浩志による公演中の一部MC抜粋

このように、安全面の配慮によるライブメニュー変更への理解を稲葉浩志がファンに直接求める一幕があり、演奏シーンとともにこの稲葉の切迫したMCもまた、一部のファンの間では伝説となっています。気遣いを見せながらも安全のための決断に理解を求めるその姿はリーダーシップに満ち溢れおり実に頼もしく、かつて教師を目指した稲葉浩志という人間が、まるで”先生”のように会場全体をまとめあげた瞬間であった、とも言うことができるでしょう。

【2003年9月20日-21日】B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!” 静岡県弁天島海浜公園渚園

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2003年9月20日と21日に、B’zデビュー15周年を祝うツアー『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』のファイナル2DAYS公演が開催されました。
同ツアーはベスト選曲で行われる”Pleasureツアー”に「Final」と銘打たれたもので、アルバムツアーとの区別がつきにくくなっていた当時、事実上最後の”Pleasureツアー”と位置付けられていたもの。(”Pleasure”シリーズは5年後に『B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』で復活。)そのためファイナルの2DAYS公演は、約10年ぶりの地となる渚園(静岡県弁天島海浜公園)で開催されることとなりました。そしてこのメモリアルな公演では、再び伝説が起こります。

なんと、同時期に発生した台風15号が、B’zデビュー15周年記念日当日と前日に行われた『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』渚園公演を直撃したのです。

”デビュー15周年記念ライブに台風15号が直撃する”というこの何とも奇妙な巡り合わせが起こった同公演はまたもや伝説となり、『Typhoon No.15 〜B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!” in 渚園〜』として映像作品化されることに。なお公演は両日悪天候のもと行われ、2日目の演奏メニューは一部カットされてしまいましたが、ともに無事完遂されています。

ちなみにこの2日間の会場のコンディションは、足元がぬかるみ、雨風が吹きすさび、アクセスに時間が掛かる(会場が辺鄙なところにあるため)、といった悪条件が多数挙げられるものであり、実際にライブに参加したファンの方々からは悲鳴の声が続出。劣悪な環境でライブに参加することとなりましたが、その後現在までに渚園でB’zのライブが行われたことはなく(2020年7月現在)、今となってはあらゆる意味で、”歴史的瞬間の目撃者”となった、と言うこともできるのではないでしょうか。

【2008年9月21日】B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS- 日産スタジアム

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2008年、B’zデビュー20周年を記念してベスト選曲による”Pleasure”ツアーが復活し、9月20日と21日に『B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』のファイナル2DAYS公演が日産スタジアムで行われました。

当該ツアーは3都市6公演を巡るもので、そのすべてが野外公演。そしてこの中で、B’z結成記念日当日の9月21日に行われたファイナル公演のみ、公演中に雨が降り注ぐこととなりました。当日は台風13号の影響により開演前から会場に雨が降り途中雨脚が強くなる場面も見られましたが、終盤には雨が上がるドラマチックな展開も。
なお、この公演の模様も映像作品『B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』としてリリースされており、またもや映像化されたアニバーサリーライブで雨が降ってしまうという結果が生まれました。このライブによって「B’zのライブ=雨」というイメージがファンの間でしっかりと定着してしまった、と言うことができそうです。

”B’z=雨”の図式に終焉の兆し B’zの直近の野外公演では雨降らない場面も

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ところが近年、”B’z=雨”の図式に終わりの兆しも見えています。

2013年に行われたアニバーサリーイヤーのベスト選曲ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER』ファイナル公演(日産スタジアム)では、9月21日、22日の2日間とも無事晴天に恵まれ、雨が降ることなく終演を迎えることに。

さらに2018年、アニバーサリーイヤーに行われたベスト選曲ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』では、結成記念日である9月21日に行われた味の素スタジアム公演こそ雨が降ってしまったものの、翌22日のファイナル公演では降雨を回避。またツアー全体で見ても、全国各地で夏場に数多くの野外公演が行われた中では降雨の回数・量を最小限に留めた感も否めず(9回の野外公演で3~4回)、以前と比べると、B’zの野外ライブで雨が降るイメージは、徐々に低減してきた模様です。

稲葉浩志は”雨男”!?”雨ハラ”被害の報告も その理由は

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さて、B’zのヴォーカリスト・稲葉浩志は、メンバー、スタッフ、ファンらにしばしば”雨男”として認識されることがあります。

その理由は、もちろんこれまでに述べてきたように、B’zの数々の歴代野外ライブで雨が降ってきた歴史があるから、ということになりますが、メンバー、スタッフの中でも彼だけに責任が問われる理由は正確には不明であり、過去にはマネージャーに責任の所在がなすりつけられたこともありました。しかしながらバンドのフロントマンであり、かつ責任感のある稲葉浩志という人間が、いつしか周囲から自然と”雨男”であるという認識を持たれるようになった、と見るのが相当であるようです。(2006年に開催されたツアー『B’z LIVE-GYM 2006 “MONSTER’S GARAGE”』のMCでは、松本孝弘、ファンらから自然と責任を追及される場面も)

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なお稲葉は近年、ファンクラブのインタビューなどで周囲から”雨ハラ”を受けていることを告白。”雨ハラ”とは「雨男ハラスメント」の略であり、公演前に雨が降っているとメンバー、スタッフらから態度や言葉で”圧力”をかけられる、といった内容のものです。そして稲葉本人もまた多少の自覚があるのか、雨が降った公演ではしばしば観客に”謝罪”の言葉を口にすることも。もちろんこれらは冗談交じりのやり取りですが、少なくとも公演を主催する立場として稲葉らメンバー、スタッフらが当日の晴天を願い、常に気にかけているということ自体は間違いないでしょう。

まとめ

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ここまでご覧いただきありがとうございます。B’z伝説の歴代野外降雨ライブやB’z稲葉浩志が”雨男”と呼ばれる理由についてまとめさせていただきました。いかがでしたでしょうか?

B’zは2020年現在、1000本以上のライブ公演を実施済み。そして野外ライブでは前述のように幾多の天候不順を経験してきましたが、それらの公演を一度も中止や延期にすることなく、完遂しています。巷では、”B’zの野外ライブに雨が降りがちである”ことばかり取り上げられていますが、目線を変えて、”雨が降るライブが多数みられるほどにB’zはこれまで数多くの公演を実施してきた”ということや、”B’zはコンディション不良のライブを中止や延期にせず、全てやり遂げてきた”ということに注目してみるのも、大変意義深いことかもしれません。

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以上、B’z歴代の豪雨が降り注いだ野外ライブや、B’zのヴォーカリスト・稲葉浩志がしばしば”雨男”と呼ばれてしまう理由について、まとめさせていただきました。ご覧いただきありがとうございました。

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