「SOUND JOKER」とは、東京都港区六本木3-7-17 六本木産業ビル3階「STUDIO BIRDMAN」内にかつて存在した音楽スタジオ。
B’zのギタリスト・松本孝弘とヴォーカリスト・稲葉浩志が初めてセッションし、バンドを結成するきっかけとなった場所として知られている。
「SOUND JOKER」はB’z結成のきっかけとなった歴史的セッションが行われたスタジオ
1988年5月19日、前日に顔合わせをしていた松本孝弘と稲葉浩志が、「SOUND JOKER」でThe Beatlesの「Let It Be」と「Oh! Darling」を、ヴォーカルとギターだけでセッション。しかし2曲目が終了したところでギターのアンプが壊れてしまい、セッションはそのまま終了となってしまった。
その際、”バンドをやろう”といった主旨の発言は、松本と稲葉の間で皆無だった。しかしその後、そのままレコーディングとスチール撮影が敢行され、B’zは”なし崩し的”に結成されることとなった。このエピソードはB’zのライブやテレビ朝日系『ミュージックステーション』などのトークの場で度々語られており、ファンの間には有名になっている。
『B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』では再現演出も
またB’zのデビュー20周年に行われたツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』では、当時の再現演出として「SOUND JOKER」と書かれたスタジオセットが登場。「Oh! Darling」(セッション形式)と「だからその手を離して」(カラオケ形式)が演奏された。
なお「SOUND JOKER」では、1st アルバム『B’z』の制作なども行われている。
現在
現在は再開発の影響でビルごと取り壊されており、スタジオは存在していない。なお同跡地には、高級タワーマンション「THE ROPPONGI TOKYO CLUB RESIDENCE」が建設されている。
場所
当時の画像
また、当時「SOUND JOKER」が入居していた建物「六本木産業ビル」の外観画像が、現在も物件検索サイトに掲載されている。
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