昨年10月~11月に行われたロックユニット「B’z」の無観客配信ライブ『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』が、出演者・スタッフの中に新型コロナウイルス感染者を出さずに終了したことが、明らかとなった。
B’zの公式ファンクラブ『B’z PARTY』が発行する会報誌のインタビュー(「be with! vol.128」)で、最新の配信ライブが終了したことについて普段と違う達成感があるかと問われたヴォーカル・稲葉浩志は、「無事に感染者も出さずにやったのはすごいなと。」とコメント。またギター・松本孝弘も、「そうだよね。本当にスタッフもメンバー周りも誰も出なかったからね。」と語った。
なお、ライブの打ち上げは、最終公演終了後に簡易的に、楽屋で行われたのみであったという。
『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』は観客・演者の安全性・公平性を守ることなどを理由に、初の無観客配信形式で敢行。一方で、キャリアを5つの時代に分けて全5公演でセットリストを入れ替えるというボリューミーな演奏内容や、観客のいない会場・Zepp Haneda(TOKYO)の全体を駆使する創造性豊かなステージセット・演出などが用意され、無観客配信ライブならではの楽しみ方を創出したライブとなった。
B’z無観客配信ライブで行われた感染症対策とは
そして今回のライブは、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期して開催。
スタッフ・出演者にPCR検査(前半期間では週1回、後半期間では毎日)が課されると共に、会場に入る際の検温・消毒が、徹底して行われた。
<例:会場となったZepp Haneda(TOKYO)への入館方法>
- 検温・手指消毒
- Googleフォーム返信メール確認
- アプリ起動確認
- PCR検査結果・マスク確認
- 問診票記入
また、ケータリング(食事)担当のスタッフは防護服を着用。メンバーらの食事を、従来のバイキング形式ではなくパック個装に詰めて、提供した。
スタッフはホテルに宿泊してライブの準備に従事 皆が一丸となったことでライブが実現
さらに、各スタッフは、ライブの準備・開催期間の約1ヶ月半の間、近郊のホテルに宿泊。
このように全ての関係者が一丸となったことで、厳しい状況でのライブ開催が、実現した。
コロナ禍が続く昨今、エンターテインメント業界では、様々なライブ開催の方法が画策されている。
その中で、B’zの無観客配信ライブが感染者ゼロで行われたという実績は、今後さらに評価されていくべきものではないだろうか。
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