「Mr.Children」(ミスターチルドレン)とは、日本の4人組ロックバンド。所属事務所はエンジン。所属レーベルはトイズファクトリー。
メンバー
名前 | 生年月日(年齢) | ポジション |
桜井和寿 | 1970年3月8日(54歳) | ボーカル、ギターなど |
田原健一 | 1969年9月24日(55歳) | ギターなど |
中川敬輔 | 1969年8月26日 (55歳) | ベース |
鈴木英哉 | 1969年11月14日 (55歳) | ドラムス、パーカッション、コーラスなど |
B’zとの関係
B’zは1988年にデビュー、Mr.Childrenは1992年にメジャーデビューしており、バンドのキャリアとしてはB’zの方が4年”先輩”にあたる。
アーティスト別CD総売上枚数ランキングではB’zが歴代1位(約8,292万枚)、Mr.Childrenが歴代3位(約6,049万枚)に入るなど、両者共に日本の音楽シーンを牽引してきた。ちなみにB’zとMr.ChildrenのCD総売上枚数を合計すると、約1億4,340万枚になる。
一方でB’zとMr.Childrenのメンバーは、1990年代や2000年代には、ほとんど交流がない状態だった。
このことについて後述の対談で、桜井は「交流…ないですよね(笑)。なんか、(B’zとMr.Childrenが)トーナメント戦の違うサイドのトーナメントにいるっていう感じで」と語っている。
そして両者が初めて本格的なコミュニケーションを取ったのは、2014年12月26日放送の『ミュージックステーション スーパーライブ2014』のエンディングの場面で、稲葉浩志(Vo.)と桜井和寿(Vo.)が立ち話をした瞬間である。また稲葉曰く、別のMステスーパーライブ(その直近だと2012年12月21日放送の『テレビ朝日開局55周年記念 ミュージックステーション スーパーライブ2012』)で共演した際に桜井が前室でダクト部分を改造した吸入器を咥えているのを見て驚愕し、「それどこのやつですか?」と聞き「自分で作りました」と返された際、”すごいなこの人”と思い、その出来事が後の対談に繋がったという。(桜井の自作吸入器の写真は2013年発行のMr.Childrenのファンクラブ会報誌で公開されている。)
当時、エンディングでの立ち位置が隣り合った稲葉と桜井はバックステージで談笑し、桜井が『B’zさんってドームツアーと、ホールツアーを交互にやってるんですね』と話すと、稲葉は『そうですよ。ミスチルも多分やったら喜ばれると思いますよ。ぜひやった方がいいと思います』と返答。桜井はメンバーにこのことをすぐ話したという。そして稲葉のこのアドバイスによって、Mr.Childrenは約22年ぶりとなるホールツアー 『Mr.Children Hall Tour 2016 虹』(2016年4月~11月)、『Mr.Children Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ』(2017年3月~5月)を、実際に敢行した。
また稲葉はこの時、桜井に「ツアーが丁度始まるのでぜひ」と言われ、Mr.Childrenのライブに招待。翌年の『Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION』横浜アリーナ公演を観賞した。
2021年5月14日、稲葉浩志の公式サイト「en-zine」内の企画として、稲葉と桜井が初めて行った対談の動画が、B’zの公式YouTubeチャンネルで公開された。
稲葉が対談を行った桜井にオファーをし、イベントの趣旨に賛同したMr.Childrenが、2021年9月18日・19日開催の『B’z presents UNITE #01』大阪城ホール公演でB’zと初めて共演。演奏でのコラボも行った。(1日目セットリストはこちら>>※ネタバレを含みます。)
その他のエピソード
- 1996年4月11日に放送されたNHK-FMのラジオ番組『ミュージックスクエア』で、パーソナリティーの中村貴子が出演者のB’zに対し、番組の得票ランキングでB’zとMr.Childrenが持っていた1位のタイ記録を翌週出演予定のMr.Childrenが直近で抜いてしまったことを告白。これを聞いた松本孝弘は「じゃあもう完全に、完敗って感じですね、そうなると。もう、どうにもならないね。」、稲葉浩志は「もうダメでしょうね。」と低いトーンで語り、Mr.Childrenに対して冗談交じりに”完敗宣言”を出す場面が見られた。
- 松本孝弘は音楽雑誌『What’s IN?』1998年1月号で推薦アルバムの一つに1997年3月5日発売のMr.Childrenのアルバム『BOLERO』を挙げ、「ロックン・ロールだ!」とコメントした。
- 2001年3月16日放送のフジテレビ系バラエティ番組『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』(STAGE 23・24 ミスチル桜井VS寅さん カラオケPRIDE対決)で、桜井和寿がプロレスの演技を伴いながら、B’z「今夜月の見える丘に」をカバーした。
- 稲葉浩志は、2001年12月発行のファンクラブ会報誌で「よく使う”短縮語”は何ですか?」という質問に「ミスチル」と答えたことがある。
- 『Mr.Children Hall Tour 2016 虹』のMCでは桜井の口から稲葉との前述のエピソードが語られたほか、サポートを務めたナオト・インティライミに対するB’zを交えた冗談も飛び出した。
- 松本は、2020年3月発行のファンクラブ会報誌で好きな映画に『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』を挙げた際、テーマ曲がMr.Childrenの「HANABI」から変わらないことを賞賛している。
- Mr.Childrenの『B’z presents UNITE #01』への出演は、対談を行った稲葉が桜井に対してオファーし、賛同を得たものであるという。
Mr.Children桜井和寿による『B’z presents UNITE #01』参加へのコメント
まだ開けてなかった扉があって
新たに生まれる絆があって
いまだ僕らに[まだ]と[新た]があることが、とっても嬉しく、無邪気にワクワクしています。松本さん 稲葉さん
何よりB’zの音楽を愛する皆さん
素晴らしい機会を与えて頂き、ありがとうございます。
当日、会場で会えることを楽しみにしています!
思い切り楽しみましょう〜!Mr.Children / 桜井和寿
B’z公式サイト(https://bz-vermillion.com/unite/)より引用
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