「イナバシャラク」(いなばしゃらく、稲葉写楽)とは、B’zのギター・松本孝弘がファンクラブ会員向け商品「B’zカレンダー2020」の卓上週めくりカレンダーでヴォーカル・稲葉浩志に宛てて描いた浮世絵風のイラスト。
概要
「B’zカレンダー2020」卓上週めくりカレンダーの2020年9月第4週のページに、松本が稲葉の誕生日(9月23日)に宛てて描いた浮世絵風の絵「イナバシャラク」が掲載されている。(なおこの絵に併せて松本は、稲葉に「Happy Birthday to Koshi! Keep on Rockin’ Together with me!! Tak」とメッセージを綴っている。)
この絵の元となっているのは、江戸時代中期の浮世絵師・東洲斎写楽が描いた代表作「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」(「三世大谷鬼次の江戸兵衛」とも)だと考えられる。だが一方で松本の絵では、大谷鬼次の羽織の紋が「志」に、指がメロイックサインに変更され、また顎にホクロが追加されるなどしている。
『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3』での登場シーン、松本のコメントの意味について
2020年11月14日開催の無観客配信ライブ『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3』の本編中盤では、松本孝弘が収集していた切手が楽屋前の額に貼り出される、という演出が行われた。そして松本は、6つあるうちの右上の切手を見て「稲葉写楽!これ言いたかったんだよ。カレンダーで使わせてもらったんだけど。」とコメント。この意味については、同切手の絵が同じく東洲斎写楽の作品「市川鰕蔵の竹村定之進」だと推測されることから、松本が稲葉の前で作者・写楽の名前をもじった「イナバシャラク」というフレーズを言いたかったのではないか、ということが考えられる。
なお本人から直接言及はされていないが、そもそもこの「イナバシャラク」という名称は、稲葉浩志とスティーヴィー・サラスのスペシャルユニット「INABA / SALAS」(「イナバサラス」)の語呂に掛けているものと推測される。
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