2021年3月27日(土)は、B’zのギタリスト・松本孝弘の60歳の誕生日。この日Twitterでは、日付が変わると共にファンらが松本の還暦を祝し、”松本さん”、”#松本孝弘”というワードが、トレンド入りを果たした。
松本孝弘は1961年3月27日生まれ、大阪府豊中市出身。9歳の頃に父親の仕事の都合で名古屋に引っ越し、その後東京の中学校に入学した。ギターは、「Deep Purple」などの影響を受けたことにより高校1年生、15歳の頃からスタートしている。高校卒業後、英語の専門学校に進学するが、先輩ミュージシャンの忠告により、音楽専門学校「ミューズ音楽院」に入学。そして1981年、アルバイト先のイケベ楽器 池袋店の同僚が音楽制作会社「ビーイング」に自身のアマチュアバンドのデモテープを紹介したことがきっかけでスタジオミュージシャンとしてプロデビューを果たし、その後は浜田麻里、TM NETWORKなどのレコーディング・ツアーサポートに帯同した。さらに1988年5月には、初のソロアルバム『Thousand Wave』をリリースすると共に、自身のパーマネントなバンドを結成したいとの想いに至り、プロデューサー・長戸大幸のデモテープの仲介によって同社系列のヴォーカルスクール「ビーイング音楽振興会」に所属していた稲葉浩志と音楽ユニット「B’z」を結成。その後「B’z」は1988年9月にシングル「だからその手を離して」、アルバム『B’z』の同時リリースでデビューし、以来約33年間音楽活動を止めることなく、53枚のシングル、21枚のオリジナルアルバム、9枚のベストアルバム、5枚のミニアルバムなどをリリース、さらに並行して、”LIVE-GYM”と称した約1030公演のコンサートを行ってきた。また、メロディアスかつハードでダンサブルなサウンド、ハイトーンでエネルギッシュなヴォーカル、人間性豊かな歌詞、卓越したトーンによる技巧的なギタープレイなどが多くのファンから支持されたことで、2021年現在で日本国内1位となる約8291万枚のCD総売上実績を記録。シングル連続初登場1位獲得作品数も49作と歴代1位(2021年3月現在)であり、同記録は今なお継続中である。
また松本自身は1999年に米大手ギターメーカー「Gibson」からアジア圏初のシグネイチャー・アーティストに選ばれたほか、2011年にはラリー・カールトンとの共作アルバム『TAKE YOUR PICK』で米・第53回グラミー賞を受賞。ギタリスト、コンポーザーとしても、世界的な評価を受けている。なお2020年2月にはこれらの功績などが認められ、地元・大阪府豊中市より名誉市民に決定された。
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