B’zの無観客配信ライブ『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5』で、B’zのヴォーカリスト・稲葉浩志が、史上初めてステージ上で紹介されるという事態が起こりました。
B’z配信ライブで史上初の出来事 「On vocal 稲葉浩志」が紹介される
B’zが開催した無観客配信ライブの5日目公演・『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5』(先月28日開催)の中盤では、バンドメンバーを紹介するコーナーが登場。
当コーナーでは、メンバーがステージ上で円状になって向き合い、初の試みとなった今回の配信ライブに臨んだ大変さなどの感想をそれぞれに述べつつ、ヴォーカル・稲葉浩志が、慣例通りバンドメンバー(サポートメンバー、そしてギターの松本孝弘)を紹介しました。
そして稲葉が次の曲に移ろうとした際、サポートメンバーの増田隆宣(Key.)が進行をストップ。
増田はマイクを通して、「あの、いや、最後にね、やはりあの、稲葉君を紹介したいなと。」「全然紹介されないもんね、いつも。かわいそうに。でもすごく一生懸命。」「稲葉君も松本君もすごい、サポート(メンバー)の楽屋にちゃんとメモ持ってきて、”ああしようこうしよう”って。すごい頑張ってる姿が、すごい僕なんか感動してて、なので最後にはちょっと彼の紹介をしたいと。」と語り、続けざまに「On Vocal 稲葉浩志!」と稲葉を紹介しました。
稲葉浩志はこの増田のMCを受けて、「今、学校の先生に褒められたような気分で。なかなか褒められることないんで。」と照れくさそうにコメント。また、「こんなライブの形式でもやらない限りこういう場面になかなかならないですからね、まぁいろいろあるもんです、ほんとに、感謝、感謝ですね。」と語り、周囲への感謝の気持ちを示しました。
B’zのライブでは、主に稲葉浩志がMCを務め、バンドメンバー紹介時には自らを名乗らないことが慣例。そのため今回、サポートメンバーによって自身の名が紹介されたのは、32年間のキャリアを通して史上初めての出来事となりました。
キーボード・増田隆宣は「Day4」公演でもB’zを賞賛 MCは”最長歴のサポートメンバーだからこそ言えた”か
ちなみにキーボード・増田隆宣は、その前回公演の『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4』(先月21日開催)でも、B’zの稲葉浩志をMCのコーナーで賞賛。「いやぁ稲葉君もよく頑張ってるなと。後ろから見て感動するもんね。やっぱ、すごいですよ。」と語り、また稲葉はここでも「いやいやそんな…やめてくださいよ」と照れ笑いのリアクションを示していました。
キーボディスト・増田隆宣は、1992年の『B’z LIVE-GYM Pleasure’92 “TIME”』ツアーから1997年の『B’z LIVE-GYM Pleasure’97 “FIREBALL”』ツアー、そして1999年の『B’z LIVE-GYM ’99 -Brotherhood- SHOWCASE “B’zepp”』(本ツアーは『B’z LIVE-GYM ’99 “Brotherhood”』)から2018年の『B’z PARTY Presents B’z Pleasure in Hawaii』(本ツアーは『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』)、さらに2020年の『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』と、通算で約27年間B’zのツアーに帯同しており、今や”B’zのサポートメンバーを最も長く務めたミュージシャン”に。故に今回の困難が多い状況下でのライブに挑む「B’z」に対し、格別の想いを抱いていたのかもしれません。
また稲葉浩志を紹介するMCは、増田隆宣だからこそ発することができたものである、とも言えるでしょう。
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