B’zサポKey・川村ケン、『UNITE #01』のキーボード機材を紹介する

『B’z presents UNITE #01』でB’zのサポートキーボードを務めた川村ケンが16日、自身のブログを更新。同ライブで使用した自身のキーボード機材について、解説した。今回は川村の記事を、筆者の補足を加えてご紹介したい。各機材については以下の通り。

Ken Kawamura’s Hammond C3 Mod “海月”

左手側に設置。ヴィンテージのハモンドC3(1958年製)をアクリル改造したオルガン。2010年10月5日・6日開催の『安全地帯“完全復活”コンサートツアー2010~Starts & Hits ~「またね…。」』日本武道館公演(追加公演)に間に合うように、半年以上かけて名古屋在住のハモンドマニア、Voyager氏が製作した。今回のライブでは、”B’zのサウンドにはこれが必要だ”と感じ約11年ぶりにステージに持ち出し、結果ほとんどの演奏楽曲で活躍した。

川村は大阪公演(9月18日・19日、大阪城ホール)「LOVE PHANTOM」イントロで内臓のスプリングリバーブを揺らす「ガッシャン・リバーブ」を実演。

スタンドを入れて約150キロほどの重さですので、リハの初期で、太腿を添えて持ち上げてみたのですが、帰ったら腿に青あざが出来ていました(笑)。

川村ケンのブログ記事(https://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/d48a0f55f3d5d42758a17eb44b8f770d)より引用。

また横浜公演(9月28日・29日、横浜アリーナ)のある楽曲(「孤独のRunaway」だと推測される)では、CD音源だとシンセブラスの音色の打ち込みで弾かれていたフレーズを大きくリアレンジして、”海月”で演奏した。

実はこの二つのシーン、川村は当初CD音源のような形の再現ができるように用意していたというが、ヴォーカル・稲葉浩志がリハの中で「川村さん、今回原曲から離れて、オルガンでというのはいかがでしょう?」とアイデアを出し、この形になったという。(川村ケンのブログ記事(https://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/d48a0f55f3d5d42758a17eb44b8f770d)より引用

Nord Lead3

”海月”の上に設置。長年の友人であるマニピュレーターの人物から借りた。
自身がNord Lead3で作ったパット・サウンドの上でギター・松本孝弘がプレイするシーンが大阪・横浜両公演であった。

これぞアナログ・サウンド、という太い音を出してくれる、本当に貴重なシンセで、今回も何曲もで活躍してくれました。特に僕がNL3で作ったパッド・サウンドの上で、松本さんがギターを弾いて下さるシーンが、大阪、横浜公演共にございました。松本さんのあの太いギターを包めるのは、大抵のシンセでは物足りないのではと思うのですが、しっかりと役割を果たしてくれたNL3には大感謝なのです。

川村ケンのブログ記事(https://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/d48a0f55f3d5d42758a17eb44b8f770d)より引用。

またエンドロールの”Special Thanks”に川村の要望で、海月を作製したVoyager氏、かねてからハモンドオルガンのアドバイスや同氏の紹介をした師匠・厚見玲衣(キーボディスト、B’z「JAP THE RIPPER」にも参加)、マニピュレーターの人物の名前をとして挿入した。

Kawai MP9000

正面に設置。”大好き”であるといい、後発のMP9500・2台と合わせて計5台持っているという。

KORG TRITON Extreme

MP9000の上に設置。発売(2004年)当時から愛用している。

ISHIBASHI Theremin(テルミン)

MP9000の上、TRITON Extremeの左に設置。約20年ほど前から愛用しており、宇都宮隆、ゆず、KinKi Kids、安全地帯などのライブでも使用してきた。また現在B’zの楽器のテックを務めている人物が30数年前に設計していたことが判明したといい、本人も驚いていたという。
今回のライブでは、オープニングから活躍した。

リハーサル時、今回一曲目で演奏された楽曲の中間部のパートで、僕がTRITONで作ったパッド(原曲で演奏されている音色に似せて、パイプオルガンとクワイアのサウンドを組み合わせて作ったものです)と共に、テルミンを演奏してみたのですが、これをお聞きになった稲葉さんが「テルミン、いいですね。はまりますね」と仰って下さったのでした。

その後、これはまた別日にスタッフさんからだったでしょうか「オープニングSEはどうしましょう」と話が出た際に「例えば・・・この曲の中間部を活かすというのは?」と、これは稲葉さんでしたか、松本さんでしたでしょうか、ちょっと失念してしまったのですが、お二方のどちらかがそうアイデアを出されて、受けて、僕が楽曲の中間部分のパッドを片手で弾きながら、片手でテルミンを弾いたのですね。するとお二方が「いいですね、今回、それでいきましょう」と仰って下さって、また別日に、改めて両手でパット(下地になるコードサウンド)を弾いて(やはり低音部が欲しかったので)、その後にテルミンを二回演奏したものをダビングし、マニュピレーターさんにミックスして頂いたのが、あのオープニングSEなのです。

川村ケンのブログ記事(https://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/d48a0f55f3d5d42758a17eb44b8f770d)より引用。

またテルミンは両手を使用した方が音域を広くとれる楽器であるため、楽曲中にはパットをシーケンスに任せ、自身は両手でテルミンを演奏したという。

YAMAHA MOTIF XS6

右手側に設置。”安定感のある便利なシンセで、色々と使えるのですが、今回は出番は控えめ”だったとのこと。一方で、”でも、あると便利、無いと困る、という一台”だという。

Moog Minimoog

MOTIF XS6の上に設置。20歳の頃に手に入れて、SHADY DOLLS、ZIGGY、安室奈美恵、清木場俊介、KEIKO(globe)のツアーなどで使用し、どんな現場でも使っているという。本体鍵盤の上の木製部分には、厚見のサインが入っている。

大阪公演・横浜公演共に使用したが、横浜公演「Still Alive」のアドリブソロで使用した。リハ時に思い付いて試しに弾いてみたところ、自然と採用され、『テレビ朝日ドリームフェスティバル2021』(9月23日、幕張メッセ 国際展示場1・2・3ホール)のアドリブソロ前には稲葉が「ケン坊!」と叫ぶシーンがみられた。

これはリハーサル時も、最初は無かったのです(原曲には無いですものね)。リハーサルが進むうちに、特に松本さんもソロを弾かれている部分ではなかったですし、「もしかして、ここでモーグのソロ弾いてみたらどうかなあ」と思って、・・・試しに弾いてみちゃったのです。

そうしましたら。

なんとなく、いつのまにか・・・採用になってしまった格好になってしまいまして。

特に、じゃあそこは川村さん、ソロね、というようなことや、そういう打ち合わせなどは、一度も、結局最後まで全くなかったのですが、

ドリームフェスティバルの時などは、僕がモーグにいく直前に「ケン坊!」と稲葉さんが僕の名前を呼んでくださるという事態にまで・・・。

「ということは、弾いていいのかな」、なんて本番中に改めて思ったりして、という。

そして、エンディングが終わり、一度全体でバーンとかき回しをした後、僕がひとしきりピロピロピロと弾いて、いいところで振り向くと、松本さんがそれを待っていてくれたようにギターを振り下ろして下さって、また全体で最後のかき回しに入るという、こんな段取りめいたものも、自然に(ほんと、打ち合わせはゼロなのです!)……結果、あの、横浜公演でご覧頂けるような形になっているのです。

川村ケンのブログ記事(https://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/d48a0f55f3d5d42758a17eb44b8f770d)より引用。

Leslie Model 147

右手側後方に設置。オルガン専用の”レスリースピーカー”。自身も2台所有しているが、今回はB’zチームが所有しているものを借りたという。

ずっとB’zさんでキーボードをご担当されている増田さん(大先輩です!)も、この147を使われていたと伺っています。やはりオルガンには147が似合います。エフェクターをかましたり、コンボプリで歪みを調整できるのも、147ならではです。

川村ケンのブログ記事(https://blog.goo.ne.jp/kenbow_001/e/d48a0f55f3d5d42758a17eb44b8f770d)より引用。

以上が、川村による”キーボード機材解説”だった。

サポートメンバーもプレイや「川村要塞」に驚き

ちなみに川村のプレイについて、サポートメンバーの大賀好修(Gt.)は20日のInstagram投稿で「音のかけ引きが実に旨い鍵盤のケン坊さん!やる事が実にマニアック(笑)エエわ!!!ROCK好きなエエ演奏です!!ありがとうございます😊」とコメント。またYukihide “YT” Takiyama(Ba.)は、背後に川村の機材が写った大賀とのツーショットをストーリーズに投稿した際、機材について「#川村要塞」と綴っていた。

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