川村ケン(かわむら けん)とは、日本のミュージシャン。キーボディスト、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、音楽講師。1968年11月25日生まれ、年齢55歳。東京都渋谷区出身。身長182㎝。体重65㎏。血液型AB型。日本大学芸術学部卒。愛称は「ケン坊」(けんぼう)。
来歴
5歳から11歳までクラシックピアノのレッスンを受ける。高校入学と同時にバンド活動を開始。高校三年生の時にYAMAHA主催のEast West系(アマチュアバンドの)コンテストにて”Best Keyboardist賞”を受賞した。そして日本大学芸術学部卒業と同時に、プロとして活動を開始している。
1991年にロックバンド「SHADY DOLLS」に加入し、テイチクよりアルバム4枚をリリース。1996年に脱退した後はフリーとして、セッション&サポートミュージシャン、サウンドプロデューサー、コンポーザー、アレンジャーなどとして活動した。
以降、安全地帯、絢香、GLAY、ゆず、安室奈美恵、KinKi Kids、清木場俊介、高橋克典、椎名へきる、ACE OF SPADES、ZIGGY、宇都宮隆、相川七瀬、ダイアモンド✡ユカイなど、数多くのアーティストのツアーやレコーディングに参加。
2010年に発刊した「思いどおりに作曲ができる本~Q&A方式で音楽制作の実践テクニックをピンポイント解説!」(リットーミュージック社)は、ベストセラーを記録した。
現在は東京音楽大学ソングライティングコース客員教授、洗足学園音楽大学ロック&ポップスコース非常勤講師、日本工学院八王子専門学校ミュージックカレッジ非常勤講師を務め、プライベート・ミュージック・レッスン「緑ちゃん倶楽部」を主宰している。
演奏
ピアノ、オルガン、アナログ、デジタルシンセ、テルミンなどを万遍なく使っている。
B’zとの活動
松本孝弘がプロデュースしたTAKUROのソロアルバム『Journey without a map』、『Journey without a map Ⅱ』に、TAKUROの紹介で参加した。そして川村のプレイを評価した松本が、自身のソロツアー『Tak Matsumoto Tour 2020 -Here Comes the Bluesman-』でサポートメンバーに起用。しかし同ツアーは振替ののち全公演中止となった。
そして、2021年9月に開催されるB’z主催のライブイベント『B’z presents UNITE #01』で、B’zのサポートメンバーに初めて参加。その後はツアー『B’z LIVE-GYM 2022 -Highway X-』、『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』に連続して参加している。
エピソード
- 2019年5月7日、川村は自身のブログで、松本孝弘の「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」への書き下ろしテーマ曲「月光かりの如く」のレコーディングに2月15日に参加したことを、報告した。(なお後述の理由により、アルバムの音源にはクレジットされていない。)
- 松本はファンクラブ会報誌のインタビューで、GLAY・TAKUROの紹介で川村が『Journey without a map』でプレイしていることを説明。川村のプレイを「すごくメロディックで、いいなと思ったんだよね。」と評価した。一方でアルバム『Bluesman』では、メリハリを付けるために小野塚晃を起用したことを明かしている。
- さらに川村の人柄について同誌で訊かれた松本は、「すごく柔らかい、いい感じで。」とコメント。また、「風貌はすごくロックなんだけど。TAKURO君のアルバムのイメージがあったので、僕、ジャズ系の人かなと思ってたんだよね。でも、来たら、すごい長髪のロッカー的な風貌だったから、初めて会ったとき、拍子抜けしちゃって(笑)」と語り、見た目とのギャップについても言及した。(なおTAKUROの『Journey without a map』、『Journey without a map Ⅱ』レコーディング時には松本と川村に直接の面識はなかった。)
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