FRIENDS Ⅲ(ふれんず・すりー)

『FRIENDS Ⅲ』のジャケット画像FRIENDS Ⅲ
画像出典:B'zの公式サイトより引用

『FRIENDS Ⅲ』(ふれんず・すりー)とは、ロックユニット「B’z」のコンセプト・アルバム。通算6枚目のミニ・アルバム。2021年12月8日に、VERMILLION RECORDSからリリースされる。

概要

コンセプト・アルバム『FRIENDS』シリーズの第3弾として、約25年ぶりにリリースされた。
きっかけは、日米を行き来するギター・松本孝弘が2021年1月、コロナ禍によって課された2週間の隔離期間で日本の自宅に滞在している時に”1日1曲”を書くことを日課にしたところ、”FRIENDSっぽい”楽曲が多数生まれたことだった。そして松本が「FRIENDSやらない?」と打診したところヴォーカル・稲葉浩志も”ちょうどいいタイミングだな”と思い、意気投合したという。ちなみに余談だが松本は、かねてから『FRIENDS Ⅲ』なる続編のアルバムを作らないのかとマネージャーに何度も訊かれていたが、これを無意識的に無視していた。

制作は、多くある曲の中から合いそうなものを選び、短期間のうちに行われたという。

『FRIENDS』では全曲の歌詞がストーリー性を伴っており、『FRIENDS Ⅱ』ではそれぞれの歌詞が独立していたが、『FRIENDS Ⅲ』も歌詞は楽曲ごとに独立しており、ストーリー性はない。

『LIVE FRIENDS』との連動したプロモーション

今回は、11月16日・17日に東京ガーデンシアターで『B’z presents LIVE FRIENDS』が行われ、その後12月8日に『FRIENDS Ⅲ』がリリース。さらに12月24日に配信ライブ『B’z presents LIVE FRIENDS』が行われる。つまり、ライブでアルバム収録曲が初披露となるライブスタイルである。
これまでには、いわゆる”アルバムツアー”では『B’z LIVE-GYM ’94 “The 9th Blues” <PART-1>』の序盤などでアルバムリリース前に一部公演が行われたことはあったが、リリースを待たずしてツアーが完結するのは、『B’z presents LIVE FRIENDS』が史上初の例となる。

また、『B’z presents LIVE FRIENDS』有観客公演チケット・配信ライブチケット購入者が『FRIENDS Ⅲ』の<LIVE FRIENDS盤>を購入できる連動企画が行われた。

リリース形態

  • 初回限定盤【CD+DVD】
  • 通常盤【CD】
  • LIVE FRIENDS盤【CD+LIVE FRIENDSロゴ入りロックグラス】
    ※B’z Club-Gymにて受付・販売(B’z presents LIVE FRIENDS 有観客公演及び配信ライブチケット購入者のみ対象の限定盤)

初回限定盤に付属するDVDに、「いつかのメリークリスマス」を再レコーディングした音源を使用した、撮り下ろしのミュージックビデオ「いつかのメリークリスマス 〜FRIENDS Ⅲ edit〜」が収録される。

主な購入先の各店舗

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制作・レコーディング

2021年1月から開始しており、制作は短期間で行われたという。たたき台のようなものは松本がYukihide “YT” Takiyamaと米・L.A.で制作しており、松本曰く「シーズンエンド」や「Butterfly」は”妙にカリフォルニアっぽい”という(そのため歌詞に「冬」「コート」などが入っている)。
松本がL.A.から曲のアイデアを”形になりそうなやつがあったら”ということでまとめて送り、稲葉がこれに返信して制作が進んでいった。曲のアイデア自体は、相当多かったという。(ちなみに余談だが、松本は3月28日に行われたYOSHIKIとの対談で、”音楽の波が来ている”という主旨の発言をしていた)

今回の参加ミュージシャンは久しぶりに全員日本人となった。河村”カースケ”智康は亀田誠治の紹介で初参加となり、松本は初対面だった。さらにレコーディング時にライブ参加をオファー行ったことで、河村は『B’z presents LIVE FRIENDS』にも初参加する。

収録曲

トラック数曲名
01.harunohi
02.シーズンエンド
03.ミダレチル
04.Friends Ⅲ
05.Butterfly
06.こんな時だけあなたが恋しい
07.GROW&GLOW

楽曲解説

01.harunohi

「ミダレチル」のインストゥルメンタルバージョン。原曲は別の曲でも良かったというが、『FRIENDS』シリーズではところどころにインターミッションのようなものが入るのが慣例であり、また収録曲の一部だと関連性が出て”FRIENDSっぽいかな”と判断されたことで、この曲が制作された。
また原曲の「ミダレチル」とはキーが変更されている。
タイトルの「harunohi」は、歌詞の中から持ってこようという話になり、歌詞に「春の日で」というフレーズがあることからこれを引用した。

02.シーズンエンド

M-1。パーカッションとブラスがサウンドに厚みをもたらしている。2番終わりにはサックスソロからギターソロにダイナミックに遷移し、長めの間奏が設けられている。当初松本は2番サビ後リフで押してギターソロに行こうとしていたが、”ブラスセクション入って、間を縫ってサックスのソロとか入ってくるとかっこいいかなと”(B’z PARTY発行、会報131号より引用)思い同アレンジにした。
サビでは稲葉の歌とサックスがユニゾンしている。
歌詞には2番で「冬」という言葉が入っており、松本は制作時に”あれないと、なんかちょっとFRIENDSっぽくならないな” (B’z PARTY発行、会報131号より引用) ということを言っていたという。

03.ミダレチル

M-4。パーカッションとブラスが前面に出ており、スウィングジャズのような雰囲気がある。トランペットとトロンボーンがメロディを奏でている。ブラスセクションのアレンジはYukihide “YT” Takiyamaに任せており、サックス・トランペット・トロンボーンの4人で重ねて厚みを出している。間奏ではセッションからギターソロに入り、そこに稲葉の掛け声も入っている。
歌詞に「あんたの」というB’zとしては珍しい表現が入っており、稲葉は”メロディーに乗せやすかったってのはあるかもしれない”(B’z PARTY発行、会報131号より引用)と語っている。
稲葉はAメロとBメロを一気に歌っており、Bメロでは息継ぎができなくなっていたという。
レコーディングには亀田誠治と河村”カースケ”智康が参加しており、二人とも「ミダレウチ」と度々タイトルを間違えていた。

04.Friends Ⅲ

「Friends」、「Friends Ⅱ」の続編となるアルバムタイトル曲。前2作では1曲目に位置していたが、今回初めて中盤に据えられた。松本はいつもと位置が異なることで、どの楽器で演奏するかを吟味したという。

05.Butterfly

M-3。歌詞は女性目線で書かれており、作詞家・安井かずみが主人公の、作曲家・作詞家の東京のおしゃれな社交界(コシノジュンコ、加賀まりこ、細野晴臣、吉田拓郎らがいた)が描かれた書籍(「安井かずみがいた時代」<集英社文庫・島崎今日子著、2015年>だと推測される)を当時読んでおり、これに影響されたという。
曲調はアコースティックギターの音色やストリングス・鈴の音が含まれた、切なくも暖かい雰囲気を感じる楽曲。一方で稲葉は、同曲を聴いた時に”冬”という感じがあまりしなかったといい、「コート」という言葉を後で追加したという。

06.こんな時だけあなたが恋しい

M-2。小野塚晃によるピアノソロが入っている。ギターのメロディアスなリフが印象的で、リズミカルでありながらもバラード色も感じられる楽曲。
歌詞の主人公は、稲葉は書いている時に女性を想定していたが、そうでなければならないというわけではなく、”ジェンダーフリー”だという。

07.GROW&GLOW

M-5。松本によるガットギターの音色がクリスマスを彷彿とさせる楽曲。クライマックスに向けて、ドラムのビートが細かくなりギターソロに繋がる部分が存在している。寺地秀行が編曲に参加した。
歌詞は、「人間関係が日々の生活でいろんな栄養をもらいながら、育っていくっていうお話。」。(B’z PARTY発行、会報131号より引用)

参加ミュージシャン<現時点で公表されている/※可能性の高いものを記載>

  • 松本孝弘:ギター、作曲・編曲(全曲)※
  • 稲葉浩志:ヴォーカル、作詞・編曲(全曲)※
  • Yukihide “YT” Takiyama:編曲(#03など)
  • 寺地秀行:編曲(#07など)
  • 斉藤ノヴ:パーカッション
  • 玉田豊夢:ドラムス
  • 河村”カースケ”智康:(#03など)
  • 亀田誠治:ベース(#03など)
  • 種子田健:ベース
  • 小野塚晃:キーボード(#06など)
  • 渡辺ファイアー:サクソフォーン※
  • 上石統:トランペット※
  • 東條あづさ:トロンボーン※

※はメンバーの発言などを鑑み、可能性の高いものを推測して記載している。

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