稲葉浩志が2023年2月1日・2日に神奈川・横浜アリーナで開催したソロライブ『Koshi Inaba LIVE 2023 ~en3.5~』のステージは、アリーナのセンターに設置された円形のものだった。ステージの形状は開場まで明かされていなかったが、前年11月のチケット受付の際に注意事項で「ステージの演出上センター席に加え、アリーナ席前方もSS席となります」と案内されており、一部のファンからセンターステージを噂する声が上がっていたところだった。
稲葉のソロライブでセンターステージが導入されたのは、初。
同ステージでは会場のAブロック(南西側)を正面に、中央の小高いところに鈴木英哉(JEN)(Dr)のドラム台が設置され、北西側に徳永暁人(Ba)、東南側にDURAN(Gt)が陣取り、稲葉の後方にあたる北東側にサム・ポマンティのキーボードセットが組まれた。稲葉や徳永、DURANらは、ステージを所狭しと動き回った。
ライブ中には稲葉が、ドラム台が人力によって回ることを告白。「念書」の前や「Okay」の前には実際に鈴木が乗った台がゆっくりと回転し、観客を沸かせた。2日の公演では稲葉がスタッフの「せーの」という掛け声が聞こえたとして、それを再度言わせる場面もあった。両日の公演で稲葉は、「ライブが終わった後最初の感想が”ドラムが回った”にならないか心配」と述べ、観客の笑いを誘った。
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