2022年8月11日に横浜・ぴあアリーナMMで行われた『B’z LIVE-GYM 2022 -Highway X-』横浜1日目公演で、ヴォーカル・稲葉浩志のコンディションに不調がみられ、公演が一時中断する場面があった。
公演の序盤から稲葉の声に掠れがみられ、特に4・15~16曲目などで、その様子は顕著になった。
序盤のMCの場面では、稲葉が咳き込む場面も見られた。稲葉は9・16曲目などで、水分の入った紙コップを片手に持ちながら歌った。
公演は16曲目と17曲目の間で中断した。まず稲葉とギター・松本孝弘が、その後サポートメンバーが、ステージ上からはけた。そして影アナウンスから公演を続行するか協議中である旨が19時6分頃に告げられ、その後19時10分頃、協議の末に再開することが発表。結果、公演は19時過ぎ頃から19時15分近くまで約10~15分間中断した。公演は17時開演だったが約11分押し17時11分に開演、そして19時54分に終演した。公演時間は、中断などにより約2時間43分とツアー最長になった。
稲葉は中断後のMCで「中途半端なことしちゃってごめんなさい、待っててくれてありがとう」、エンディングのMCで「皆さんのエネルギーを吸い取ってしまいました」と謝罪。また時折涙ぐみ、言葉に詰まるような様子も見せた。これらの稲葉のMCに対し、観客からは万雷の拍手が沸き起こった。
アンコール待ちの場面では、一部の観客が、スマートフォンのライトを照らした。稲葉はステージ登場後、B’zの単独公演史上初めて見られたこの光景※について、“初めて見た”“綺麗だった”“力を貰った”“ありがとう”などと謝意を述べた。(※過去に『SUMMER SONIC 2019』東京公演にて、楽曲の演奏中に自然発生的にスマホのライトを掲げる光景が広がったことはある。)
稲葉の歌声は中断後の17曲目以降に、おおむね調子を取り戻した様子だった。上記の全ての状況は、実際に公演を観覧した人への取材に基づき、記載した。
終演後にはファンらから稲葉の様子を心配する声が次々と上がり、同日「稲葉さん」というワードがTwitterでトレンドに入った。なお稲葉のコンディション不良は、8月4日開催の同ツアー仙台(ゼビオアリーナ仙台)1日目公演でもみられていた。
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