『B’z LIVE-GYM 2022 -Highway X-』横浜1日目公演(2022年8月11日、ぴあアリーナMM開催)のアンコール前の場面で、一部(会場の約1〜3割)のファンらがスマートフォンのライトを照らし、掲げる場面があった。
同公演ではヴォーカル・稲葉浩志のコンディション不良がみられ、本編の終盤で、一時公演が中断。その後関係者の協議を経て、再開に至った。ファンらがスマートフォンを手に取ったのには、稲葉らを励まそうという意図があったものとみられる。実際に稲葉は、アンコール中のMCでこの観客の計らいについて、「こんな光を見たのは初めて、綺麗でした。ありがとう」などと謝意を述べた。
しかし、同ツアーで主催者側は「携帯電話使用禁止」(客席内での携帯電話の使用禁止)を周知している。また開演前のアナウンスでは、公演中に接触通知アプリ「COCOA」を機能させるため、スマートフォンの電源を切らず機内モードにし、Bluetoothをオンにすることをお願いしている。
そのため、Twitter上では、同公演後からこの行為について賛否の声が上がっている。稲葉のMCの内容や、楽曲の演奏開始後にスマホのライトが消えたことにより、同公演のケースに限り寛容的な見方をする声も一部あるが、その大半は批判的な声だ。上記主催者側のルールを念頭に「アンコール待ちも公演中です。容認するような流れにだけは絶対ならないで貰いたい」「開演したら終演まで基本的にスマホは目立たないようにしまっておくのがライブのルール」とする声や、スマホライトをつけるフリをして動画・写真撮影をする人が今後出てくることに懸念を示す声も、みられた。
B’zのステージでは過去に、2019年8月16日開催の『SUMMER SONIC 2019』幕張公演で、「裸足の女神」の演奏中にスマホのライトを掲げる観客が多く見られたことはあるが、単独公演でこのような状況が見られたのは、事実上初。近年スマートフォンの普及により、Mr.Childrenやback numberなどその他の人気アーティストの公演でもスマホのライトを掲げる観客がみられ、これまでに問題視されている。
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