B’zと初めて共演することが決まったロックバンド・GLAY。彼らの音楽は多くの人々の耳に届き、また多くの人を励ましてきた。
さて一方で、実はヴォーカル・TERUが”愛らしい”性格をしているということも、世の中に徐々に認知されつつある。そこで今回は、GLAY・TERU、TAKUROと共演が決まったB’zにまつわる、知られざるエピソードをご紹介しよう。
TAKUROの決意 TERUにB’zの武道館ライブを見せたい
2009年12月11日開催の『GLAY ARENA TOUR 2009 THE GREAT VACATION』日本武道館公演で、ギター・TAKUROの口から、”武道館”にちなんだ驚くべきMCが披露された。
GLAYがデビューしたばかりの頃、TAKUROはB’zの武道館公演のチケットを辛うじて2枚ゲットした。そしてそのチケットでB’zのライブをバンドのヴォーカル・TERUにどうしても見せたい、と思ったのであった。
しかしTERUは当時、自分たちが武道館でライブをやるまでは武道館のライブには行かない、と宣言していた。そのためTAKUROがそのまま誘っても、断わってしまう状況だった。
そこでTAKUROは当日、場所を伏せたままTERUと一緒にタクシーで会場に向かい、武道館へ。そしてTERUはなんと、そこが”武道館”だと気付かず、そのままTAKUROとライブを観賞したという。(同ライブについてTAKUROは書籍で『B’z LIVE-GYM ’96 “Spirit LOOSE”』かな、と語っている)
そしてライブ中、MCで「武道館」という言葉を耳にした時に、TERUが「あれ?」と反応。
その言葉を隣で聞いたTAKUROは、「いつかこいつを武道館のステージに立たせてやろう」と思ったという。
その後GLAYは、1996年9月9日に『BEAT out! Reprise』ツアーで、初めて武道館公演を実現。メンバーの悲願は、”B’zの武道館公演事件”からすぐに成し遂げられたのであった。
そして2021年、GLAYは『B’z presents UNITE #01』で、B’zと初めて共演する。
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