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B’z・ZARDら担当のエンジニア・野村昌之氏がラジオ出演 当時のこだわり語る

『OLDIES GOODIES』のTwitter投稿の画像ミュージシャン・関係者
画像出典:『OLDIES GOODIES』のTwitterアカウントの投稿より引用
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かつてLOUDNESS、B’z、ZARD、T-BOLANらのエンジニアを務めた元『STUDIO BIRDMAN』の野村昌之氏(現・有限会社「JCU」代表取締役社長)が、2022年10月1日放送のエフエム滋賀『OLDIES GOODIES』に出演。パーソナリティの音楽プロデューサー・長戸大幸氏と、ZARDの当時の制作について振り返った。

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野村氏は長戸氏との関係の始まりについて、LOUDNESSのデビュー当時にライブのエンジニア(PA)としてオファーを受けたことだと明かした。長戸氏はその理由について、当時はライブのエンジニアとレコーディングエンジニアが別だったとし、「ライブエンジニアがレコーディングをすると面白いんじゃないかというのがあった」「ライブ感がどこかに残っているようなレコーディングがしたかった。スタジオの中だけの音楽だとダメだろうと思っていた」などと述べた。

野村氏は、両エンジニアの違いについて「基本的にはいい音楽をお客様に届けるのは一緒だと思うんですけど、生でその場でコンサート会場に(音を)出すのとパッケージで後から出るのとでは反応も違いますし、レコーディングの方が細かく色々いじれる(ので違う)。その魅力もあって僕が、ライブやりながらレコーディングにハマって、どんどん行っちゃったわけです、音作りが面白くて。」とコメント。また自身と長戸氏の当時の関係ついては、「(自らに)音を綺麗にまとめたがるクセがある。それを(長戸)社長がこくごとくブチ壊してくれるんです。」、「いっぱい入ってるのを、我々レコーディングスタジオで苦労して音入れてるんで大事にしちゃって全部を綺麗に出そうとする(けど)、ぽーんって来た社長は平気でカットしていっちゃう。すると、すっごくかっこよくなっちゃう」などと述べた。

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このほか、アルバム(6th『forever you』とみられる)の制作で、プレスが終わっているのにマスタリングがやり直しになりプレス工場で廃棄処分が発生したエピソードも披露された。長戸氏は「ミックスがよくてもマスタリングして盤にしたら、音が変わる」「工場が違うだけで音が違う上に、プレス機械が違うだけで音が違う」「マスタリングもする人によって音が全然違う」、野村氏は「プレス工場のポリカーボネート(CDの材料)の溶かす温度とか、CDの凸凹が、正方形の音が良いけどすぐに角が壊れちゃうので、工場の都合上軽く台形にしなきゃいけない。その台形の仕方で音が変わって、台形の種類を社長のところに持って行って、”A、B、C、どれがいいですか?”って何度もやりましたよね。」とそれぞれ述べた。

また、最終的に長戸氏の意図が汲み取れるように、『STUDIO BIRDMAN』内にマスタリングルームを作り、さらに最も気に入ったプレス工場※を会社で専用で使っていたことも明かされた。(※同工場名は明かされなかったが、かつて宮城県仙台市に存在していた「オプトロム」だと考えられる。)

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野村氏は9月30日より東京・六本木で開催中の『ZARD MUSEUM 鳥居坂ラボ六本木』”制作ラボ”で配布されている冊子『ZARD MUSEUM PRESS』でも、盟友のエンジニア・島田勝弘氏、市川孝之氏とともにZARDの当時の制作について振り返っている。

野村氏はB’zのレコーディングにデビュー時から関わり、またZARDのレコーディングにもデビューシングル「Good-bye My Loneliness」のカップリング曲「愛は暗闇の中で」から関わっているという。
また、現在は上記「JCU」で、11トンの”トランポ”(ツアートラック)計10台を使って機材を運送する仕事を行っている。

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