イギリス出身の世界的ギタリスト、ジェフ・ベック(Jeff Beck)さんが2023年1月10日に、亡くなった。78歳だった。公式Twitterアカウントで日本時間12日に声明が発表され、「細菌性髄膜炎に突然感染し、昨日安らかに息を引き取りました」と明かされた。
ジェフ・ベックさんは世界三大ギタリストの一人に数えられ、数多くのミュージシャンに影響を与えてきた。ロックユニット「B’z」の松本孝弘、稲葉浩志もそのうちの一人。
松本、稲葉は学生時代からジェフ・ベックの音楽を聴き、彼をリスペクトしてきた。
松本は「Cause We’ve Ended As Lovers」(邦題「哀しみの恋人達」)を、カバープロジェクト「ROCK’N ROLL STANDARD CLUB BAND」のアルバム『Rock’n Roll Standard Club』(1996)、B’zのツアー『B’z LIVE-GYM ’96 “Spirit LOOSE”』、『B’z LIVE-GYM 2006 “MONSTER’S GARAGE”』でカバー。『B’z LIVE-GYM ’99 “Brotherhood”』では、「Freeway Jam」も演奏された。
また松本は、2016年8月10日に米・L.A.のThe Hollywood Bowl(ハリウッド・ボウル)で行われたジェフ・ベックの50周年ライブ、2019年9月27日に同会場で行われたロッド・スチュワートとジェフ・ベックの共演ライブを、観覧。さらに、2018年に再現モデルのギター『Gibson Jeff Beck 1954 Les Paul Oxblood 2009』を、2019年に『Gibson Les Paul Model 1954』を、入手している。
稲葉は、兄の影響でジェフ・ベックの音楽を聴くようになり、音楽雑誌のインタビューで名盤に『Wired』(1976)を挙げたことがある。
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