B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5 セットリスト
エピソード

B’z稲葉浩志の肺活量は8000ccではない! 実際の肺活量はどれくらい?

『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』Day1のステージ写真エピソード
画像出典:B'z公式SNSの投稿より

(文/「B’z 超まとめ速報」@bz_takkoshicom管理人@はやみん)

「B’zのヴォーカリスト・稲葉浩志の肺活量は、成人男性の平均の2倍程度の8000ccである、というエピソードを、皆さんは聞いたことがないだろうか?実はこれ、真実ではない。いわゆる”デマ”である。

B’z稲葉浩志の”肺活量エピソード”については、現在インターネット上に誤ったものが多数掲載されている状況だ。そこで今回は、この記事で、正しい情報を伝えようと思う。

この記事を書いた人
B'z 超まとめ速報 管理人@はやみん

はやみんは、「B'z 超まとめ速報」の著者/筆者・管理人で、B'zのことを15年以上にわたって研究しているB'zの専門家。

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B’z稲葉浩志の肺活量が8000ccというエピソードは間違い 本人曰く「男性平均より少し上くらい」

B’zのヴォーカリスト・稲葉浩志の肺活量が、成人男性の平均の2倍程度の8000ccであると言われ出したのはいつ頃からだろうか。確かに稲葉の歌声には驚愕させられることが多く、特に、ライブでのロングトーンや走りながらのブレない歌唱は、ある意味において唯一無二だ。

だがしかし、稲葉本人が自身の肺活量を8000ccと語ったことはそもそもない。また、肺活量自体、プロのスポーツ選手や水泳選手でも5000~6000cc、また特に多い人でも、7000cc程であることが多いようである。(筆者がインターネット上のあらゆる情報を収集し、俯瞰的に見た結果だ。)

果たしてそんな中で、稲葉の肺活量は8000ccを超えているのだろうか。
結論を言おう。実はこのエピソード、稲葉本人が明確に否定している。

稲葉は2016年のファンクラブ会報誌で、ソロツアーで披露した「遠くまで」でのロングトーンについてインタビュアーに絶賛された際、自身の肺活量について「肺活量(笑) だから僕、8000もないからっ!本当に!(笑) よく8000って言われるんだけど、この年齢(当時51歳)の男性の平均より少し上くらいだから、そんなに変わらない。」とコメント。”肺活量8000ccエピソード”について、明確に否定した。

稲葉浩志の実際の肺活量は、計算したところおよそ約4000cc~4500ccか

それでは仮に、稲葉が言っていることが全て本当だとしたら、実際の稲葉浩志の肺活量はどれくらいあるのだろうか。検証してみよう。

当サイトでは稲葉の年齢、身長(56歳、173cm)を肺活量の計算式(男性:予測肺活量(cc) = (27.63-0.112 × 年齢)× 身長)に当てはめて、平均的な予測値を算出した。
そしてその結果の数値は、3695ccとなった。(2016年当時の計算なら、3792ccとなる。)

よってこの数値を少し上回っていると仮定した場合、B’z稲葉浩志の肺活量は、現在、約4000cc~4500cc程度だと言えるのではないだろうか。

それでも稲葉浩志は凄い 筆者から見た場合”ミックスがうまく、少ない息の量で歌えるヴォーカリスト”か

ちなみにたとえ肺活量が成人男性の2倍の量ではないとしても、稲葉浩志というヴォーカリストが凄いことには、一切変わりがない。なぜなら、稲葉は今もなおライブのステージにおいて幅広い音域の発声を駆使し、パワフルかつ安定的な歌声や、鋭いシャウトを、存分に披露しているからである。

さて、ここで敢えて私見を述べたいと思う。
長年稲葉の発声を研究してきた筆者が思うにー稲葉浩志は、呼吸の力強さもさることながら、「”ミックス”(ミドルボイス)が上手く、少ない息の量で効率的に発声できるヴォーカリスト」なのではないだろうか。
彼の発声は、主に裏声主体のミドルボイスであり、これを用いることによって、少ない息の量で高音を出し切ることができている。またこの裏声主体のミドルボイスというのは実は相当に難しい歌唱法であり、これをコントロールするためには並外れた技量が必要であるのだが、筆者は特にその中で、稲葉の共鳴腔の使い方、声帯の使い方、息の当て方が、卓越していると考えている。
これらを敢えて言語化するなら、「体内に必要なスペースを空け、必要な声帯の形を作って、そこに最適(効率的な)な息の量を当てるのが上手い」、ということになるのではないだろうか。
だから、息の絶対量というよりは、基礎的な呼吸の上に成り立っている様々な技術が優れている、と評することもできるだろう。

一方で、稲葉が2020年時点でのインタビューで、自身の歌において横隔膜を上げ下げする動きを重要視しておりその鍛錬を「POWERbreathe(パワーブリーズ)」(2008年放送のドキュメンタリー番組でも登場した)と思しき器具で行ったエピソードを改めて語ったことも、付記しておく。
稲葉の歌に力強い呼吸が必要なことは、確かなようだ。

さて、何はともあれ、そもそもヴォーカリストが肺活量で評価されること自体が誠におかしい話である。それは歌声のいかんによってのみ、判断されるべきことであろう。

稲葉浩志というヴォーカリストの凄さを証明するために、わざわざ誤った肺活量の数値を引き合いに出す必要は全くない。そう、彼の圧倒的な歌声を聴きさえすれば、良いのである。

このように、市井に出回っているB’zにまつわるエピソードには、事実に基づかないものも含まれている。「B’z」がBIGなアーティストだからこそのことではあるが、あまりに都市伝説が増幅しすぎるとー”デマだぜ たちのわるい 最近はやっているのは”ーそんな鋭い指摘がどこかから飛んできそうである。情報を扱う時には、くれぐれも”ソース”に気をつけよう。

コメント

  1. ateveri113 より:

    いつも楽しく拝読しております。

    「『TIME』の歌詞は、横浜・港の見える丘公園をイメージして書かれた」についてですが、
    当時のラジオ番組で稲葉さん本人がリスナーからの質問に答える形で
    肯定されていた記憶があります。

    自分の記憶のみでソースはないのですが…。

    • こんにちは。こちらこそいつもご覧いただき誠にありがとうございます。
      情報のご提供頂き誠にありがとうございます。大変失礼いたしました。
      早急に情報収集させていただきたいと思います。
      貴重なご意見ありがとうございます。結果わかり次第、反映させていただきます。
      引き続き当サイトを何卒よろしくお願い申し上げます。

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