B’zの人気シングル曲「ZERO」(11th SG、1992年10月7日発売)が『B’z presents UNITE #01』横浜公演(9月28日・29日横浜アリーナ開催、配信ライブは11日~17日実施)と『テレビ朝日ドリームフェスティバル2021』(9月23日幕張メッセ 国際展示場1・2・3ホール開催、DAY1)で演奏された。
同曲は、ライブの定番曲。2020年11月28日に発表された「B’z LIVE演奏回数ランキング」では第2位にランクインしており、またリリース後には2001年開催のツアー『B’z LIVE-GYM 2001 “ELEVEN” -Preview-』までほぼ全ての公演(『B’z LIVE-GYM ’96 “Spirit LOOSE” SHOWCASE』以外)で演奏され続けていたというから、驚きだ。
さて、同曲は、イントロや間奏でのキーボードのフレーズが目立つ楽曲でもある。特にキーボードのイントロ部分は、楽曲全体の中でも大きな見せ所。
今回のツアーではサポートキーボードを新たに川村ケンが担当し、川村のプレイを新鮮だと感じたファンも、多いことだろう。
それでは、今回のB’zのライブで「ZERO」のキーボードを弾いたプレイヤーは、川村でいったい何人目となるのだろうか?
その答えは、3人目。実はB’zのサポートキーボードは長年(1992年~97年・99年~2018年・20年)増田隆宣が務めており、また増田は「ZERO」のリリース直前のツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure ’92 “TIME”』からサポートメンバーに参加していたため、今までB’zのライブで演奏されたほとんどの「ZERO」のキーボードを、増田が弾いていたのである。
今回は大島こうすけ(当時の名義は”大島康祐”)以来、約23年ぶり(1998年開催のツアー『B’z LIVE-GYM ’98 “SURVIVE”』など以来)に新しいキーボードプレイヤーがB’zのライブで「ZERO」を演奏したことになった。
ちなみに増田のB’zのライブへの出演回数は、当サイトの調べで合計735回。さらに増田がB’zのライブで演奏した「ZERO」の合計回数を計算すると、あくまで概算だが、約430〜50回※ほどにのぼるものとみられる。※正確な数値は後日当サイトで特集した際に発表する。
川村のプレイが新鮮に感じられるのには、このような過去の演奏実績の背景も関係しているものとみられる。サポートメンバーが変わると楽曲の印象もガラリと変わるのが、B’zのライブの見所でもある。
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