渡辺ファイアー(わたなべ ふぁいあー、Watanabe Fire)とは、日本のサクソフォーン奏者。1963年8月6日生まれ、東京都出身。年齢61歳。「GOO PUNCH!」、「Jazztronik Big Band」のメンバー。ピアニスト・進藤陽悟とのデュオでも活動中。
来歴
17歳でアルトサックスの音色に魅せられ、大学時代からバンド活動を行う。歌手・池田聡のツアーへの参加を機にプロ活動を開始。その後E-ZEE BAND、CHAKA、バブルガム・ブラザーズのツアー・レコーディングなどに参加した。また1996年にはフジテレビ系特番『ラテン専科』にレギュラー出演した。
1999年にはブルースシンガー・大木トオルのツアーに参加しベン・E・キング、エルヴィン・ビショップと共演。その後ファンクを活動の中心とし、SOY SOUL、funk orchestra T.P.O.などのライブ・レコーディングに参加した。ジャズでは、2006年よりジャズドラマー・森山威男のバンド「森山威男GROUP」に参加。
また自身のグループであるGOO PUNCH!(2000年~)や、Fire sesson(2004年~)、Fire Attack(2013年~)でも活動を行っている。さらにこれらの活動に並行してJ-POP作品として、ゴスペラーズ、B’z、スキマスイッチ、m-flo、鈴木雅之、島谷ひとみらのレコーディングに参加している。
「渡辺ファイアー」の名前の由来
前述の番組『ラテン専科』の「マンボなものを探せ!」というコーナーにパラダイス山元とのユニット「ラテンムードデラックス」で出演していた際、ある日クレジットが「渡辺ファイアー」になっており、「今日からこの名前でやるんだよ」と言われたという。また渡辺が「なんで“ファイアー渡辺”じゃないんだ」と言ったところ、「姓名判断もいいから」と返されたという。(Yahoo!ニュースインタビュー記事https://news.yahoo.co.jp/byline/tomizawaeichi/20210711-00247462より引用)
そして”そう名乗ることになったからにはオモシロいことをしなくちゃイケないかなぁ”と思った渡辺は、メンバー紹介されるときにベル(先の方の部位)のなかにドラゴン花火(火を付けると噴き出す花火)を仕込み、「渡辺ファイアー!」と呼ばれたときにライターで点火し”サックスのベルから火を噴く”、という演出を実現させた。なおこのパフォーマンスは、話題となった。
B’zとの関係
B’zや松本孝弘・稲葉浩志の作品に、複数参加している。またその際、全曲においてトロンボーン奏者・東條あづさ、トランペット奏者・上石統とタッグを組んでいる。
2021年11月16日・17日に東京ガーデンシアターで開催されるコンセプト・ライブ『B’z presents LIVE FRIENDS』に、B’zのライブとしては初めて参加する。
B’zの楽曲へのレコーディング参加
曲名 | 初収録作品 | 発売日 | トラック数 | 発売元 |
Mayday! | 17th AL『MAGIC』 | 2009年11月18日 | 09. | VERMILLION RECORDS |
夢の中で逢いましょう | 17th AL『MAGIC』 | 2009年11月18日 | 12. | VERMILLION RECORDS |
Freedom Train | 17th AL『MAGIC』 | 2009年11月18日 | 13. | VERMILLION RECORDS |
松本孝弘の楽曲へのレコーディング参加
曲名 | 初収録作品 | 発売日 | トラック数 | 発売元 |
JAZZY BULLETS | Larry Carlton & Tak Matsumoto AL『TAKE YOUR PICK』 | 2010年6月2日 | 01. | VERMILLION RECORDS |
A girl from China | Larry Carlton & Tak Matsumoto AL『TAKE YOUR PICK』 | 2010年6月2日 | 12. | VERMILLION RECORDS |
Rock The Rock | 11th AL『enigma』 | 2016年4月6日 | 05. | VERMILLION RECORDS |
Dream Drive | 11th AL『enigma』 | 2016年4月6日 | 10. | VERMILLION RECORDS |
稲葉浩志の楽曲へのレコーディング参加
曲名 | 初収録作品 | 発売日 | トラック数 | 発売元 |
リトルボーイ | 4th AL『Hadou』 | 2010年8月18日 | 13. | VERMILLION RECORDS |
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