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スッキリのB’z「LOVE PHANTOM」街頭インタビュー演出に批判相次ぐ 若者のギターソロ&イントロ飛ばす問題で

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日本テレビ本社ビルの外観写真 テレビ番組で取り上げられた話題
画像出典:筆者撮影

2022年5月16日放送の日本テレビ系『スッキリ』で、近年の若者が曲を聴いている時にギターソロやイントロなどを飛ばすという問題が取り上げられ、その一例として、街頭で”イントロを飛ばす派”の若者にB’z「LOVE PHANTOM」のイントロを聴かせるという演出が行われた。Twitter上では放送直後からこの演出に対して、制作側の作意がみられるという声やアーティストへの配慮が欠けているという声など、厳しい意見が多数寄せられている。

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番組で同トピックが取り上げられたきっかけは、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部音楽コース客員教授でアーティストの高野寛氏が今年5月5日に「サブスクで、ギターソロが始まるとスキップする若者多いみたいですね。特に歪んだギターは不人気だとか….」(出典:https://twitter.com/takano_hiroshi/status/1522184477522284545より引用)とツイートし、King Gnuの常田大希、くるりの岸田繁ら多くの著名なミュージシャンが反応するなどこれがネット上で話題になったことだった。高野氏は、同番組にも出演。「やっぱり(曲を)飛ばすんですよ。サブスクの時代になって、より顕著になってきたと感じています」と改めて指摘した。

番組では街頭で、10代から20代の若者100人にアンケートを実施。その結果、ギターソロをスキップするという人は18%、イントロを飛ばすという人は14%だった。

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そしてこのアンケートの場面で、イントロが長い有名な曲としてB’z「LOVE PHANTOM」を聴かせる演出が行われた。”イントロを飛ばす派”の若者らは「長っ!」「飛ばしていいですか(笑)」「飛ばしたくなる」と笑いながらに反応。これに、スタジオ出演者もつられて笑うしかないという様子だった。またこの直後には、フリーアナウンサー・永井美奈子が「B’zファンに怒られますよ」と指摘する場面もあった。

一方で、CM明けにはMC・加藤浩次が「まぁ(曲の一部を飛ばす人がアンケート調査で)2割ですからね。マイノリティな部分はあるんですけど、そういう人からどんどん増えるかもしれないという。『スッキリ』はマイノリティに目を向けるということですね」とコメント。スタッフらからは笑いが起きたが、多くの若者を出演させ”イントロを飛ばす”人がいることをことさらに強調する、ある種執拗とも言える番組側の演出を、牽制したように見える場面もあった。

B’zは2021年5月にサブスクを解禁 「制作は全く同じ」とも

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ちなみにB’zは、2021年5月21日に音楽サブスクリプションサービスによるストリーミング配信(サブスク)を解禁している。このことについて2021年6月発行のファンクラブ会報誌のインタビューで訊かれたメンバーの松本孝弘・稲葉浩志は、次のように述べている。

松本孝弘「(サブスク配信は)やらない理由はないよねって。まぁ、時代ですよね。」「(サブスク配信はCDリリースと比べて制作方法や過程に違いはあるのかと問われ)制作は全く同じですよ。」「(サブスクの魅力について聞かれ)正直、資料として使うには非常に便利だよね。(中略)僕の場合は仕事として使ってる。自分が聴きたいものはレコードを聴いたりしちゃうね。」

出典:B’z PARTY発行・会報130号 p005より引用

稲葉浩志「いつでもどこでも、どんな音楽でも聴けるから(サブスクは)便利だなとは思います。(中略)聴くときにイントロからすぐ歌が始まらないと、すっ飛ばしちゃうっていう人もいるみたいだから。みんな時間がないから、現代の人は(笑)(中略)サブスク時代からデビューしてる人たちもいっぱいいるから、そういう人たちは、もしかしたらそれをすごく意識して、曲の作り方が全然違うかもしれないね。」「サブスクだとよく知らない音楽もだいぶ聴くようになった。」

出典:B’z PARTY発行・会報130号 p005より引用
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サブスクの時代になって曲のイントロが短くなったと指摘されるようになった昨今でも、B’zは楽曲制作のスタイルを変えていないようだ。

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