ロックユニット「B’z」が、日本国内の、会館があり交通手段が整備されている離島での公演を事実上”制覇”していたことが、明らかになりました。
B’zの無観客配信ライブ『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』の、年末年始期間に開催されたアンコール配信におけるファンクラブ向けインタビュー(Day3)では、2002年にB’zが初めて離島での公演をツアーを行った話題がピックアップ。
同インタビューでインタビュアーが、当トピックに絡めて「この前の石垣(島)でおそらく、いわゆる”会館があって交通手段がきちんとしてるところ”は一応、全て回ったということにはなるんですけど」と言及したことで、B’zが、2018年7月2日(月)に全国ツアー『B’z SHOWCASE 2018 -The Wall Of Rock-』で沖縄県・石垣島の石垣市民会館でライブ公演を行った時点で、日本国内の、会館(ライブ会場)が存在し交通手段が整備されている離島での公演を、事実上”制覇”していたことが明らかになりました。
この事実を聞いたギター・松本孝弘は「あ、そう。」と感心した様子を見せ、また稲葉は一呼吸おいて「あ、そうなの?」と、驚きのリアクションを披露。
B’zは、2002年6月21日(金)に全国ツアー『B’z LIVE-GYM 2002 “GREEN ~GO★FIGHT★WIN~” -Preview-』で長崎県・五島列島の福江島にある福江文化会館にてライブ公演を行ったことを皮切りに、離島や地方にある小規模会場での公演を積極的に実施してきた経緯があり、公演を行うことで地方が活性化する様子やフェリー乗り場に地元の人々が見送りに来てくれることに対して幸福感や充実感を覚える旨を、本人らが自ら各誌インタビューで語ったこともあります。
B’zの全離島公演一覧はこちら
B’zがこれまでに行ってきた日本国内での全ての離島での公演は、以下の通りです。
公演日 | 公演名 | 会場名 | 開場時刻 | 開演時刻 | 公演タイプ | 地方区分1 | 地方区分2 | 地方区分3 | 都道府県 | 市町村 | 会場タイプ | 屋内 | 現在の会場名 | 動員数 | SS席 | S席(通常チケット) | A席 | B席 | C席 | 立見 | 立見A | ドラム | ベース | キーボード | ギター |
2002年6月21日(金) | B’z LIVE-GYM 2002 “GREEN ~GO★FIGHT★WIN~” -Preview- | 福江文化会館 | 18:00 | 18:30 | LIVE-GYM | 九州 | 離島 | 長崎県 | 五島市 | ホール | 屋内 | 1,020 | ¥7,000 | シェーン・ガラース | ビリー・シーン | 増田隆宣 | |||||||||
2003年7月19日(土) | B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!” | 佐渡中央文化会館 | 18:00 | 18:30 | LIVE-GYM | 中部 | 北陸 | 離島 | 新潟県 | 佐渡市 | ホール | 屋内 | アミューズメント佐渡 | 1,300 | ¥8,000 | シェーン・ガラース | 徳永暁人 | 増田隆宣 | |||||||
2006年7月2日(日) | B’z LIVE-GYM 2006 “MONSTER’S GARAGE” | 奄美文化センター | 17:30 | 18:00 | LIVE-GYM | 九州 | 離島 | 鹿児島県 | 奄美市 | ホール | 屋内 | 1,438 | ¥7,500 | シェーン・ガラース | 徳永暁人 | 増田隆宣 | 大田紳一郎 | ||||||||
2013年6月24日(月) | B’z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER- | 隠岐島文化会館 | 18:30 | 19:00 | LIVE-GYM | 中国 | 山陰 | 離島 | 島根県 | 隠岐郡隠岐の島町 | ホール | 屋内 | 614 | ¥12,000 | ¥8,500 | シェーン・ガラース | バリー・スパークス | 増田隆宣 | 大賀好修 | ||||||
2015年3月13日(金) | B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT- | 壱岐文化ホール | 18:15 | 19:00 | LIVE-GYM | 九州 | 離島 | 長崎県 | 壱岐市 | ホール | 屋内 | 1,025 | ¥13,000 | ¥8,800 | シェーン・ガラース | バリー・スパークス | 増田隆宣 | 大賀好修 | |||||||
2015年5月19日(火) | B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT- | 奄美文化センター | 18:15 | 19:00 | LIVE-GYM | 九州 | 離島 | 鹿児島県 | 奄美市 | ホール | 屋内 | 1,438 | ¥13,000 | ¥8,800 | ¥8,800 | シェーン・ガラース | バリー・スパークス | 増田隆宣 | 大賀好修 | ||||||
2018年7月2日(月) | B’z SHOWCASE 2018 -The Wall Of Rock- | 石垣市民会館 | 18:00 | 19:00 | SHOWCASE | 沖縄 | 離島 | 沖縄県 | 石垣市 | ホール | 屋内 | 1,010 | ¥10,000 | シェーン・ガラース | バリー・スパークス | 増田隆宣 | 大賀好修 |
B’zはこれまで日本国内の離島6島にある会場で合計7回、ライブ公演(コンサート)を行ってきました。(なお、2019年6月4日(火)開催の『B’z SHOWCASE 2019 -魔界転翔-』でB’zは天草諸島・下島、天草市民センター(熊本県天草市)を訪れましたが、この地は本土と橋が架かっていることから、離島にはカウントされないものとみられます。)
B’zはキャリアが30年を超えた現在でも年間約100万人以上のツアー動員力(2018)を抱えていますが、一方で、1999年以降、”どこでも演奏できるバンドでいたい”というポリシーから、会場の規模を問わずにコンサートを続けています。
収益面や機材搬送の問題で厳しい条件が突き付けられるという離島公演ですが、それを何度も実施し続けてこられたのはある意味において、そんなバイタリティ溢れるB’zだからこそのことだったのかもしれません。
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