こんにちは。「B’z 超まとめ速報」(@bztakkoshicom)管理人です。
2019年10月12日(土)、日本列島に台風19号が上陸し、各地に河川氾濫や洪水などの災害を引き起こしました。被害の全容は今のところ明らかになっていませんが、各地で甚大な被害が出ており、現在人命救助や水害からの復旧作業等の活動が各所で行われているところです。
被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げるとともに、災害からの一刻も早い復興をお祈り申し上げます。
さて、「B’z」と「台風」が関連する話題としては、決して忘れられることのないであろう、伝説的な出来事が存在しています。
今回はB’zが”台風を呼び寄せた”伝説のライブについてまとめさせていただきました。
宜しければ是非ご覧ください。
『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』渚園公演
B’zは2003年9月20日(土)と21日(日)に、『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』渚園 (静岡県弁天島海浜公園)公演を開催しました。
同ツアーはB’zデビュー15周年を祝うベスト選曲の”Pleasure”ツアーであり、千秋楽の2003年9月21日(日)はB’zデビュー満15周年の記念日でした。
また『B’z LIVE-GYM Pleasure’93 “JAP THE RIPPER”』公演以来10年ぶり2回目の渚園公演となっており、さらに当時(アルバムツアーとPleasureツアーの区別が付きにくくなっていたという理由から)Pleasureツアーが完結してしまうという触れ込みだったため、B’zデビュー15周年の渚園公演は様々な意味で”集大成”として目されたライブとなりました。
そして野外会場の渚園 (静岡県弁天島海浜公園)には、10年前と同じく2日間で10万人が動員されることとなりました。
「デビュー15周年」に「台風15号」を呼び寄せた、伝説の渚園ライブ
しかし、ライブ直前になると日本列島に、なんと「台風15号」が接近します。
この影響で、B’zデビュー15周年を盛大に祝う野外ライブ『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』渚園 (静岡県弁天島海浜公園)公演は、一時開催が危ぶまれることとなりました。しかしながら結果としてライブは開催されることとなり、渚園公演は、雨風が吹きすさぶ極めて劣悪な天候の中で行われることになります。
B’zデビュー「15周年」記念ライブ当日に、台風「15号」が襲来するというドラマチックな展開は誰もが予想だにしなかったものであり、ファンの方々の間では伝説として語り継がれています。
なお後にリリースされた当該ライブの映像作品では『Typhoon No.15 〜B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!” in 渚園〜』というタイトルが付けられています。
千秋楽公演は演奏5曲カット。ステージ上から”部品”が落ちてきたことも
9月20日(土)、既に会場は悪天候に見舞われており、開催が危ぶまれた中ではありましたが、約15分遅れで始まった公演は何とかフルセットメニューの24曲を消化し、終了しました。
そして9月21日(日)、B’zデビュー満15周年の記念日に行われた公演は、悪天候から5曲がメニューからカットされ、全19曲の演奏によってやり遂げられました。
同日のセンターステージでの演奏時にはステージ上から”部品”のようなものが落ちてきたことに稲葉さんが言及する場面があるなど、悪天候の影響が随所に見られ、開催可否のギリギリの判断のもとでライブが運営されていたことが窺えます。またメンバーは雨風の中耐え続けるオーディエンスにMCで何度も”生きてるか?”と問いかけるなど、最大限の配慮を見せました。
ライブ自体は大盛り上がり。過去の再現演出やヒット曲盛りだくさん
一方、そんな劣悪な環境下であっても、ライブ自体は最高潮の盛り上がりを見せた模様です。
『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』渚園公演はPleasureツアーの集大成にふさわしく、過去のリバイバル演出や往年のヒット曲、人気曲を惜しげもなく披露する内容となっており、ファンにとってみればまさに垂涎もののライブだったと言えるでしょう。
ライブ冒頭のカウントダウン演出(「B’z LIVE-GYM Pleasure’93 “JAP THE RIPPER”」再現)から始まり、OH! GIRL (あいさつ後からの流れが「B’z LIVE-GYM Pleasure’95 “BUZZ!!”」再現) 、LOVE PHANTOM(飛び込み演出が「B’z LIVE-GYM Pleasure’95 “BUZZ!!”」再現)、juice(ギター爆破パフォーマンスが「B’z LIVE-GYM Pleasure’93 “JAP THE RIPPER”」再現)、BAD COMMUNICATION(エンディングが「B’z LIVE-GYM Pleasure’93 “JAP THE RIPPER”」再現)など様々な珠玉の名曲たちが懐かしの演出を伴って披露され、オーディエンスは一曲ごとに新鮮な反応を見せました。
なお9月21日(日)公演では、アンコールラストの演奏曲「RUN」のイントロ部分で、スタッフによるメンバーへのサプライズ演出として、観客にサイリウムが配布され、スクリーンの指示で5万人が一斉にサイリウムを掲げるという異例の演出が行われています。
『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』渚園公演セットリスト
2003年9月20日(土)B’z 渚園公演 セットリスト
曲数 | 曲名 |
1. | アラクレ |
2. | Pleasure 2003 ~人生の快楽~ |
3. | BLOWIN’ |
MC | B’zのLIVE-GYMにようこそ |
4. | OH! GIRL |
5. | Wonderful Opportunity |
6. | 野性のENERGY |
7. | TIME |
MC | |
8. | 太陽のKomachi Angel |
9. | GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER- |
10. | 今夜月の見える丘に |
11. | Brotherhood |
センターステージへ移動 | |
12. | Easy Come, Easy Go! |
13. | 月光 |
MC | |
14. | 恋心(KOI-GOKORO) |
移動、Spirit LOOSE Opening Movie | |
15. | Real Thing Shakes |
16. | LOVE PHANTOM |
17. | ZERO |
18. | juice |
19. | ultra soul |
20. | IT’S SHOWTIME!! |
21. | BAD COMMUNICATION |
ENCORE | |
22. | 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない |
MC | |
23. | 裸足の女神 |
24. | RUN |
EDSE:眩しいサイン
2003年9月21日(日)B’z 渚園公演 セットリスト
曲数 | 曲名 |
1. | アラクレ |
2. | BLOWIN’ |
MC | B’zのLIVE-GYMにようこそ |
3. | OH! GIRL |
4. | 野性のENERGY |
5. | TIME |
MC | |
6. | 太陽のKomachi Angel |
7. | 今夜月の見える丘に |
8. | Brotherhood |
センターステージへ移動 | |
9. | Easy Come, Easy Go! |
10. | 月光 |
MC | |
11. | 恋心(KOI-GOKORO) |
移動、Spirit LOOSE Opening Movie | |
12. | Real Thing Shakes |
13. | LOVE PHANTOM |
14. | ZERO |
15. | juice |
16. | ultra soul |
17. | IT’S SHOWTIME!! |
ENCORE | |
MC | |
18. | 裸足の女神 |
19. | RUN |
EDSE:眩しいサイン
参加したファンらは”命がけ”だった
このように大きな盛り上がりを見せた同公演ではありましたが、参加したファンの方々からは”命がけ”だったという声が相次いで聞かれました。
足元は大量の降雨により泥まみれとなり、気温の低下と身体が濡れたことによって体温が低下。さらに「渚園」が静岡県浜松市西区舞阪町弁天島に位置し、最寄りのJR東海道本線 弁天島駅から徒歩約10分以上かかる(ライブ混雑時には30分以上かかったという声も)アクセスとなっていることから、この劣悪な環境が終演後、帰宅まで続いたことが”骨身に染みた”という声が多数聞かれることとなりました。
このような体験は、人生の中でそう何度も味わうことがないものかもしれません。
B’zの野外公演には「雨」がつきもの?
さて、B’zがこれまでに行ってきた野外公演には、渚園公演以外にも「雨」が降ったものが複数存在しており、”B’zの野外公演には雨がつきものである”という認識がファンの間でまことしやかにささやかれることがあります。
B’zが「雨」や「台風」を呼び寄せているのか、その真偽は定かではありませんが、少なくともこれまでにB’zが雨を伴った印象的なライブを何度も行ってきたこと自体は間違いなさそうです。
渚園公演は『Typhoon No.15 〜B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!” in 渚園〜』として映像化
なお2003年の渚園公演は、『Typhoon No.15 〜B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!” in 渚園〜』(2004年2月25日リリース)としてDVD・VHSで映像化されています。
同作ではMCも含めた全24曲、約160分の公演模様が収録されており、DVDにはスペシャル特典映像として2003年のB’zを捉えたドキュメンタリー・ディスク「The Days of Pleasure」が収録されています。
映像作品に『Typhoon No.15』というタイトルが付けられていることから、
「B’zデビュー15周年記念ライブに台風15号が襲来したこと」がいかにセンセーショナルな出来事であったのかが改めて窺い知れます。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
B’zが”台風を呼び寄せた”伝説のライブについてまとめさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
現在同公演が映像作品としてリリースされていることから、私たちはこのドキュメンタリーな公演を”伝説のライブ”として鑑賞することができますが、当日参加されたファンの方々の声を複数拝見していると、”命がけだった””生きた心地がしなかった””とにかく大変だった”という声が目立つように感じられます。思うに、ファンの方々、スタッフの方々、そしてB’zのメンバーそれぞれが、当日決死の思いで公演に臨まれたのではないでしょうか。
ヴォーカル・稲葉浩志さんは、千秋楽公演のMCで次のように語られました。
「たぶん、誰一人欠けても今日のコンサート、出来なかったかもしれないです。
一番後ろの君が欠けても駄目だったね。君、君、君。」
このライブを伝説たらしめているのは、「デビュー15周年」に「台風15号」が到来したことだけではなく、”ファンのアティテュード”ーライブに参加した人、B’zに声援を送ってきた人の想いが、結実したことにあるのかもしれませんね。
以上、B’zが”台風を呼び寄せた”伝説のライブについてまとめさせていただきました。
ご覧いただきありがとうございました。
コメント
台風が来る度に思い出します!
トイレがある場所に行くまでが浸水していて膝まで浸かりながらトイレに行ったこと…(ウォーターシューズ履いていったので問題無かったんですけど(笑))
ホテルのエレベーターでお二人にニアミスだったこと…。
(私たちが乗る1つ下の階で降りたとのこと)
懐かしい思い出いっぱいです。
確かにびしょびしょで、ぐしゃぐしゃでしたけどね。