凛として時雨のドラマー・ピエール中野が、2023年7月31日放送のTOKYO FM『THE TRAD』に出演。MC(”店長”)の稲垣吾郎らに、デビュー35周年を迎えた「B’z」の魅力をプレゼンした。
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中野はまず1999年発売のシングル曲「ギリギリchop」をセレクト。「この頃のB’zが一番好き」とした上で、当時のサポートメンバーとともに制作された同ナンバーがロック色強く仕上がっていることを力説し、黒瀬蛙一(Dr)、寺沢功一(Ba)によるプレイが、よくメディアで紹介されるテクニカル色の強いアルバムバージョン(「ギリギリchop (Version 51))よりも「熱量高くて激しい感じ」がすると持論を述べた。
さらに中野はB’zの魅力を①『歌とギターの実力・テクニック』、②『楽曲スケールの大きさ』、③「サポートメンバーのセレクト、ディレクション」に分けて解説。各項目について、次のように力説した。
①「(松本について)トッププロが”あの人はすごすぎる”となるギター。(稲葉について)一聴しただけでとんでもない声の持ち主、シャウトだったり、ピッチを当てるレベルじゃない”好き”となるレベルの声。ちょっと突き抜けすぎてるなというところが魅力」
②「大きい会場で鳴った時に、本当に似合う曲のかっこよさ。ロックバンドのライブハウスとか身近なところに届けるみたいなところは持ち味としてありながら、デカい規模で鳴った時に圧倒されるという楽曲をちゃんと作れているところ。恐らくジャンルレスにかっこよさを追求し続け、それが合わさった時にあのスケール感が生まれていって。規模だけじゃなくて、時間が経ってからもさらにかっこよく聴こえる楽曲というスケールという意味も込めている」
③「テーマとかモードがあるので一番合うミュージシャンを選んでる。例えば一番売れた時、『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』(1993)などの頃は日本のトップのスタジオミュージシャン、万能型の方が対応されていて、青山純さんが担当(※「愛のままに~」は田中一光)されていて、歌メロを押し出すような演奏なので印象に残る。で熱いのが、今年のツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』では青山純さんが叩いていた曲を息子(青山英樹)さんが演奏されていて、グッとくる。さっき言った僕が好きなロック時期でも、バンドのグルーヴを固めるというとこでずっと一緒にやってて。」
またさらに、スケールの大きい曲として1995年発売のシングル曲「LOVE PHANTOM」をオンエアした。
“ロッキン”の舞台袖ではバンドマンたちがB’zのステージを覗いていた
このほか、これまでに一番印象に残ったライブとして、凛として時雨とB’zが同じ日のステージに立った『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』(2017年8月5日、国営ひたち海浜公園開催)をピックアップ。
当時について、「実は舞台監督を凛として時雨と同じ方がされていて、”今日B’z見るでしょ?”って訊かれて、”じゃあ袖で見なよ。あとバンドマンの出演者のみんなに声かけといて。こんな機会めったにないから、チームにも確認取ってるから大丈夫。”って言われて、本当に声かけたんですよ。そしたらめちゃくちゃ集まった。でいざ、バンドマンにもいろいろな人がいて、全員B’zを通ってるんですけど、アングラなバンドを聴いて育ってB’zのライブを知らない、見てやるぞみたいな人もいるわけですよ、その人、ライブ始まった瞬間に”ヤバっ”って言って、ノリノリになるっていう現象も起きてて。全員アガりまくって、頭振るわ声上げるわみたいな。」と振り返った。
これに稲垣は、「B’zのライブは僕はまだ経験したことはないんですけども、”Mステ”とかでよく、リハーサル中に見せてもらったことがある、海猿の主題歌「OCEAN」とか見てすごく感動した覚えがありますけど。」と反応。コーナーの終盤、『B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』チケット告知の際には、「行きた~い!行きたいですね!」と漏らしていた。
最後に中野は、特にライブで盛り上がる曲として2001年発売のシングル曲「ultra soul」をオンエア。ロックミュージシャンとしてB’zに影響・刺激を受けている点を稲垣に訊かれると、「絶対に手を抜いたところを見せないところとストイックに追求していくところが本当にかっこいいなと思うので、見習いたいというか刺激になっています」と述べた。
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