GLAYのギタリスト・TAKUROが、9日に公開された「現代ビジネス」のインタビューで、B’z主催のRock Project『B’z presents UNITE #01』に出演した経緯について明かした。
TAKUROは同インタビューの序盤で、『B’z presents UNITE #01』(横浜公演、9月28日・29日、配信ライブは11日〜17日)で共演した想いを聞かれて「『長く続けるといいことあるぞ』と、すべての夢追い人たちに伝えたいですね。」と答えた後に、出演の経緯について尋ねられると
コラボが生まれる瞬間に、俺は立ち合っているんですよ。松本さんの家に行って、“コロナ禍”でのお互いの活動状況を話し合う中で、「長くやってきた者たちが、次の未来に向けた取り組みをやらないといけない」と話していて…。 何ヶ月か経った後に、「実際にやることになったから、GLAYも一緒に出ない?」と言われまして、「勝てる気はしないけど、一生の思い出になるだろうな」と出演を決めました
現代ビジネスのインタビュー記事(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88137)より引用
とコメント。また、続けて
氷室京介さんとのコラボレーション(2006年)に続き、今回はB’zのお二人とも共演することが出来て、「こんなに幸せな音楽人生はあるのかな?」と思いますね。
現代ビジネスのインタビュー記事(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88137)より引用
とも語った。※
B’zからGLAYへの出演オファーの詳細な経緯が公の場で語られたのは、今回が初。(※松本がTAKUROに声を掛け賛同が得られたことは、サンケイスポーツ2021年8月2日付記事に掲載されていた。)
一方でヴォーカル・TERUは5日公開の「東洋経済オンライン」のインタビューでB’zからのオファーについて
なかなか若い世代のアーティストだと思い切ってやれない状況だと思う。この状況を好転させるために、20年以上やってきたバンドらが一肌脱ぐべきなんじゃないかということで、(B’zの)松本さんから声をかけていただいて。
東洋経済オンラインのインタビュー記事(https://toyokeizai.net/articles/-/459353?page=2)より引用
とも語っていたところだった。
これらの証言により、松本とTAKUROが松本の家で互いの”コロナ禍”での活動状況を語り合っている中で、松本がキャリアのあるバンドが未来に向けた取り組みをすべきだと語り、またその後イベントが立案した段階で改めて松本がGLAYにオファーし、これをGLAYが承諾した、という経緯が明らかになった。
TAKUROはB’z松本孝弘と20年来交流を続けており、松本をリスペクトしている。松本はTAKUROのソロアルバム『Journey without a map』(2016年)、『Journey without a mapⅡ』(2019年)でプロデューサーを務めた。
TAKUROは同インタビューで、松本と氷室京介の二人の先輩と過ごした日々の中で感じたこととして、
僕が松本さんや氷室さんから強烈にもらったメッセージは、「ちゃんと生きていこうよ」ってことですね。「真面目に生きる」とも言い換えられるけど、それとは少しニュアンスが違うかもしれない。説明するのが凄く難しいんですけど…。
これまでに影響を受けてきた音楽に対するリスペクトや、自分を信じることの大切さ。そして仲間に対する信頼や尊敬の気持ち。こんなにキャリアや才能がある人たちも、「ここまで努力するのか」という姿を間近に見せてもらいまして…。
現代ビジネスのインタビュー記事(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88137)より引用
(その後アルバムプロデュース時のエピソードに言及⇒こちらの記事の「TAKUROが松本から受けた影響」最下段に記載)
とも語っている。※
※TAKUROは少年時代にBOØWYなどの音楽に多大な影響を受けており、氷室京介をかねてからリスペクトしていた。(今では交流があり、松本を交えて食事に行く仲でもある。)
そして2006年にGLAY feat. KYOSUKE HIMUROとして「ANSWER」(2006年8月2日)をリリースし、ジョイントライブ『KYOSUKE HIMURO+GLAY 2006 at AJINOMOTO-STADIUM「SWING ADDICTION」』(味の素スタジアム、8月5日・6日)にて共演。また2008年には『KYOSUKE HIMURO 20th ANNIVERSARY TOUR 2008 JUST MOVIN’ON-MORAL~PRESENT-』(北海道立総合体育センターきたえーる、9月21日)にGLAYとしてゲスト出演した。
TAKUROは2019年に行われたWEBメディアのインタビューで氷室と共演したことについて「(2006年に)氷室京介さんとセッションしたときが俺のピーク。一番楽しくて、一番うれしかった。あのとき以上の満足はもうないと思います。今はもう余生です」とも語っていた。
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