実業家のひろゆきが、先月4日に行った自身のYouTubeチャンネル内でのライブ配信で、ロックユニット「B’z」を例に挙げながら音楽のビジネスモデルについて私見を語った。
ミュージシャンとして活動する視聴者がチャットで、自身の「17LIVE」での成功体験を基に「配信アプリでの活動がYouTubeのように音楽家の活動の主軸になる時代が来ているのでしょうか?今後の音楽ビジネスについての見解をお聞かせ頂きたいです!」と質問すると、ひろゆきがこれに反応。「すでになってんじゃないすか?」と答え、自身の見解を述べ始めた。
ひろゆきはまず、「元々音楽家って、本当に音楽そのもので金稼いでる人ってあんまりいなくて。音楽をやる人間が好きっていうので、その人間に対して投資をするっていう額が大きかったりするんですよね。」とコメント。さらに音楽そのものが好きならライブに行かなくていい、と主張し、「B’z好きっていう人って、B’zの曲が好きなだけでB’zのライブとかマジで興味ねぇって人、あんまりいないんですよ。B’zがライブやるって言ったら生で動いてる稲葉さんが見たいとか松本さんが見たいっていうので、結局”人間が好き”に入れ替わるんすよね。」と語り、ロックユニット「B’z」を例に、ポップス音楽における一般的なビジネスモデルを説明した。
続けてひろゆきは、”人間が好き”という部分を切り離して音楽のみで稼いでいる人は既に亡くなった人物かクラシックの作曲家ぐらいだと語り、基本的には現代で生きている音楽家は”人間が好き”という点でうまく金を稼いでいる、と指摘。続けて「(毎年お金を払ってもらう)ファンクラブがないアーティストのグループって、ほぼないと思うんですよ。」、「お金の取り方として、ライブって難しいよねとか、CD最近みんな買わないよねっていうのがあって、じゃあYouTubeでライブやってスパチャ貰いますとか、 17LIVEで投げ銭貰いますっていうので、人間に対して投資してもらうってのは昔からあることなので、それがたまたま17だったりYouTubeってのが新しい見えるっていうだけだと思うんですよね。」などと語り、現行やこれからの音楽ビジネスについて、私見を述べた。
その後、インターネット上で活動する音楽ユニット「M.S.S Project」がミュージシャンでありながらゲーム実況をメインにマネタイズしているという例を挙げながら、「音楽で食ってくっていうのであれば、人間に興味を持ってもらって、それがライブができないんだったらスパチャで貰うっていうのは、今後もずっと続くんじゃないかなと思います。」とコメント。一方で、コンポーザーとして生きていく例にも触れ、「音楽そのもので食っていこうとするのであれば、曲の提供をして、その曲を有名な人とかが歌って、お金が儲かるっていう、そういうモデルをやっていたりもしますよね。」と語った。
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