皆様は今、いかがお過ごしでしょうか。
国内外で厳しい状況が続いていることで、日々の生活の様々な面において大変な思いをされている方が、多くいらっしゃることかと存じます。
さて、今回は、ロックユニット「B’z」による、不安な時に聴くと安心できる楽曲のランキング、【B’zの『大丈夫ソング』ランキング BEST10】を独自に作成させていただきました。宜しければ是非ご覧ください。
B’zの不安な時に聴くと安心できる『大丈夫ソング』ランキング BEST10
それでは早速、【B’zの『大丈夫ソング』ランキングBEST10】を第10位からご紹介させていただきます。
【第10位】野性のENERGY
第10位は、B’zが2003年7月16日にリリースした35枚目のシングル曲「野性のENERGY」です。
ミュージックビデオで松本孝弘、稲葉浩志が”音楽の道に進まなかった場合の職業”として”楽器屋の店員”と”教師”に扮して出演していることが話題を呼んだ当楽曲ですが、歌詞は、”何かに打ちのめされ悶々とした日々を過ごす主人公に、奇蹟が起こる”という前向きな内容のもの。さらに曲中繰り返される「もうひとりじゃない」というフレーズなどからは、力強い優しさを感じます。
【第9位】あいかわらずなボクら
第9位は、B’zが1991年11月27日にリリースした5枚目のアルバム『IN THE LIFE』に収録されている楽曲「あいかわらずなボクら」です。
アコースティックギター、タンバリン、ヴォーカルのみで構成される2分未満の楽曲であるという点が大きな特徴として挙げられるとともに、サポートメンバーのコーラスや松本孝弘の声、”くしゃみ”までもがレコーディングされていることから、遊び心満載の一曲であるとも言えます。しかし一方で、歌詞は深みを帯びたものであり、リスナーにとっては人生の岐路に立った時などにふと聴くと、何かしらインスパイアされるということが起こりうる一曲かもしれません。
【第8位】Easy Come, Easy Go!
第8位は、B’zが1990年10月3日にリリースした6枚目のシングル曲「Easy Come, Easy Go!」です。
デビュー以来ダンスビート主体の楽曲を相次いで発表してきたB’zにとって、この楽曲はひとつの挑戦となったものであり(結果は前作シングル「太陽のKomachi Angel」に続きオリコン1位獲得)、アコースティックギターを主体としたミディアムバラードに仕上がっています。なおタイトルの意味は、あえて日本語に訳すと「悪銭身に付かず」、ひいては”気楽に(開き直って)行こうよ”などに相当するもの。歌詞は、失恋して落ち込む女性に対し、温かい励ましのメッセージを送る内容となっています。ちなみに歌詞に出てくる「逆境にくじけるな」というフレーズは、実際に稲葉浩志が小学校の卒業アルバムの寄せ書きに書いたものです。
【第7位】GOLD
第7位は、B’zが2001年8月8日にリリースした32枚目のシングル曲「GOLD」です。
この楽曲は、前作シングル「ultra soul」と同じく『世界水泳福岡2001』の大会テーマソングに起用されており、”表彰式にふさわしい曲”という先方のオファーに基づいて制作されました。そのためサウンドにはストリングスやピアノが採り入れられており、曲調は壮大なバラード調に。また歌詞は、主人公が”あなた”を称え、温かく見守り続けるという、荘厳な内容のものとなっています。スケール感がなんとも圧巻の一曲です。
【第6位】裸足の女神
第6位は、B’zが1993年6月2日にリリースした13枚目のシングル曲「裸足の女神」です。
B’z史上4番目に多い売上を記録した同シングルは、テレビ披露の機会は長らくなかったものの、ドーム・スタジアム規模のライブツアー・フェスで頻繁に演奏されており、アウトロのシンガロングパートをメンバーとオーディエンス全体で大合唱することが定番となっています。歌詞は、失恋して落ち込んでいる様子の女性を、主人公が優しく称え励ます内容となっており、この楽曲の温かく包み込むような歌詞に心の傷が癒されたという経験を持つリスナーの方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
【第5位】ギリギリchop
第5位は、B’zが1999年6月9日にリリースした26枚目のシングル曲「ギリギリchop」です。
この楽曲は、ハードロックテイストが前面に押し出された仕上がりとなっており、アルバムバージョンのテイクではMR.BIGのビリー・シーンとパット・トーピーがリズム隊を務めたことでも知られていますが、一方でアニメ「名探偵コナン」のオープニングテーマに起用され、さらに結果としてはオリコン1位を獲得していることなどから、まさに”ハードさとキャッチーさ”を兼ね備えたB’zらしい一曲となっている、と言えるでしょう。なおタイトルには、破壊的な(勢いのある)様子を表現すること以外には深い意味は込められていない模様。歌詞には、主人公が”ギリギリ”である状況を楽しむかのように、前に進もうとしている様子が描かれています。
【第4位】Wonderful Opportunity
第4位は、B’zが1991年11月27日にリリースした5枚目のアルバム『IN THE LIFE』に収録されている楽曲「Wonderful Opportunity」です。
アルバムのオープニングを飾り、またライブでは振り付けとともに演奏されることなどから、強い存在感を放つ一曲であり、ファンの人気曲投票では度々上位にランクイン。また本人たちも当初、同曲の仕上がりには満足感を覚えたようです。歌詞は、ピンチをチャンスに変えうるポジティブな内容。苦境に立たされている人が聴くと、強いエネルギーがもらえるものなのではないでしょうか。稲葉自身は歌詞から“大きい人生観”が感じられることを否定していますが、是非とも人生の指針にしたい歌詞内容です。
【第3位】Still Alive
第3位は、B’zが2017年6月14日にリリースした53枚目のシングル「声明/Still Alive」の表題曲「Still Alive」です。
この楽曲は木村拓哉主演・TBS系日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」の主題歌として書き下ろされ、『医師はどんな時も「向き合っている “LIFE”(=命、人生)を“ALIVE”させていくんだ」という強い意志を持っている』というドラマの“裏コンセプト”を表現してほしいというオファーのもと、ドラマスタッフらとのディスカッションを経て制作されたといいます。リリース後には、早速ライブの定番曲となる兆しも。強く優しいメッセージを放つ同楽曲は、聴くと勇気が湧いてくるようです。
【第2位】C’mon
第2位は、B’zが2011年7月27日にリリースした18枚目のアルバム『C’mon』に収録されている表題曲「C’mon」です。
この楽曲は同年3月に起こった東日本大震災を受けて制作されたため、歌詞の内容にも、震災の色が濃く反映されました。稲葉浩志は、「こういう状況において、B’zとしてサウンドに乗せて発するに相応しい言葉を模索して出てきたのが、『C’mon』という言葉だった」とコメント。(また言葉の勢いがあったため、アルバムタイトルにも採用したとのこと)各人が置かれている状況が異なるため伝えるメッセージを選ぶのが非常に難しい中でB’zが紡ぎ出した言葉・メッセージが、この「C’mon」というフレーズ、そして楽曲の歌詞であったということが窺い知れます。苦しい状況の中でも励ましを与えてくれる一曲です。
【第1位】Brotherhood
そして第1位は、B’zが1999年7月14日にリリースした10枚目のアルバム『Brotherhood』に収録されている表題曲「Brotherhood」です。
この楽曲は、楽曲に込められたメッセージ性から、今やB’zを代表する一曲となっています。当初B’zは、バンドメンバーと共に生活を送り、一体感を持ってアルバム『Brotherhood』を制作。そしてその際B’z本人らが、バンドメンバー、スタッフ、家族、ファンなどに対して想いを馳せることとなり、その結果、この「Brotherhood」という楽曲が誕生したといいます。
リリース以降は、楽曲がライブなどで演奏されるたびに、楽曲の持つ意味が自然と広がることに。2011年には、東日本大震災が発生した後にテレビ番組「ミュージックステーション」や全国ツアー『B’z LIVE-GYM 2011 -C’mon-』で同曲が披露されたことが、大きな注目を集めました。また2018年、全国ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』で同曲が演奏された際には、西日本豪雨などが起こった直後であったこともあり、ヴォーカルの稲葉浩志が”「we’ll be alright」というフレーズの届く範囲が当初より広がっている”という主旨を説明した上で、オーディエンスに合唱を促す一幕も見られています。
「we’ll be alright」という力強いフレーズを持ち、またメンバーやファンが様々な困難を経験することで楽曲自身も成長を遂げてきた「Brotherhood」。この楽曲こそが、B’zの『大丈夫ソング』として最もふさわしいのではないでしょうか。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。不安な時に聴くと安心できる、「B’zの『大丈夫ソング』BEST10」をご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?
B’zの楽曲には様々な歌詞内容を伴ったものが存在していますが、今回、”不安な時に聴くと安心できる”という観点で楽曲をリストアップしていくと、あっという間に数多くの楽曲をピックアップすることができたことに、大変驚きました。そしてフィジカルな面、アグレッシブな面がフィーチャーされることの多いB’zではありますが、そのような、いわば”ロックな”イメージとは裏腹に、”優しく包み込んでくれるような”メッセージを伴う楽曲を数多くリリースしていることを、改めて実感させられた次第です。
コメント
『MOVE』がボクにとっては一番です。失敗して落ち込んだ時に聴くと、よしやってやろうとエネルギーが湧いてきます。