いよいよ3月になり、春らしい気候となってまいりました。
一般的には、3月1日は高校の卒業式、そして3月中旬は中学校の卒業式、さらに3月下旬には小学校の卒業式が、全国各地で行われていることと思います。(2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で卒業式が満足に開催されていない学校も多数あることと存じます。お察しいたします。)ご卒業される皆様、誠におめでとうございます。
今回はB’zのおすすめ卒業ソングBEST10と題し、卒業にふさわしい楽曲をまとめさせていただきました。第10位から発表させていただきます。
【第10位】ALONE
第10位は、1991年10月30日リリースのB’z 9枚目のシングル「ALONE」です。
楽曲は、洋楽テイストの壮大なスケール感を漂わせる、6分以上にも及ぶ超大作バラードとなっています。
歌詞は、恋愛的な内容を匂わせますが、それをはるかに超越した壮大な世界観を示しているようにも感じられます。
【第9位】BUDDY
第9位は、2007年12月5日リリースのB’z 16枚目のアルバム『ACTION』収録曲の「BUDDY」です。
曲調は、マイナー調かつ哀愁漂うギターやメロディが印象的な楽曲となっています。
歌詞は、青春時代を共に駆け抜けた友を想い、奮闘する主人公の様子が描かれています。
【第8位】ONE
第8位は、1999年6月9日リリースのB’z 29枚目のシングル「ギリギリchop」2nd beatの「ONE」です。この楽曲は映画『名探偵コナン 世紀末の魔術師』主題歌に起用されました。
またベストアルバム『B’z The Best “ULTRA Treasure”』ではファン投票3位にランクインし、ファンからの人気の高さを窺わせています。
楽曲は、ピアノのイントロから始まり切ないギターサウンドも緻密な絡みを見せるバラード楽曲です。
また歌詞の内容は、新たなステップへと旅立とうとする相手を送り出すような内容だと思われます。相手との別れに明るく向き合っている主人公の様子が、どこか切なげな楽曲です。
【第7位】HOMETOWN BOYS’ MARCH
第7位は、2007年12月5日リリースのB’z 16枚目のアルバム『ACTION』収録曲「HOMETOWN BOYS’ MARCH」です。
タイトルの如く”マーチ”テイストの楽曲で、「シャッフル系のリズムの曲がやりたい」との意向で制作されました。また曲中にはEセクションまで登場しており、当アルバム『ACTION』での傾向を感じさせます。
歌詞では、故郷を離れる主人公を懐深く、優しく見送る側の主人公の様子が描かれてます。まさに「故郷の温かさ」が感じられる楽曲です。
【第6位】明日また陽が昇るなら
第6位は、2006年6月28日リリースのB’z 15枚目のアルバム『MONSTER』収録曲「明日また陽が昇るなら」です。
優しいメロディやピアノサウンドを伴いながらも、ギターやドラムが絡み合う曲調となっており、一時はアルバムの1曲目を飾ることも検討されました。
歌詞は、LIVE-GYMでの観客との関係を意識したものと言われていますが、相手と別々に生き抜いてまた再会することを誓う内容となっており、卒業ソングにはぴったりの内容とも言えます。
【第5位】OCEAN
第5位は、2005年8月10日リリースのB’z 39枚目のシングル「OCEAN」です。
フジテレビ系火曜9時ドラマ『海猿 -UMIZARU EVOLUTION-』主題歌として起用され、年間チャートTOP10にランクインするなど大ヒットを記録しました。
楽曲はストリングスとピアノが絡み合うミディアムバラードとなっており、歌詞と共にドラマの内容に寄り添うラブソングとなっています。
歌詞は恋愛色を色濃く反映しているものと思われますが、”人生の波を共に乗り越えていこう”というスタンスは恋愛の範疇を大きく超えて、人生における強いメッセージを放っているようにも感じられます。
一般的には結婚式などに親和性が高いと思われている楽曲であると考えられますが、歌詞をよく紐解いていくと、「卒業式」にもマッチした楽曲であると言えるのではないでしょうか。
【第4位】Brotherhood
第4位は、1999年7月14日リリースのB’z 10枚目のアルバム『Brotherhood』表題曲「Brotherhood」です。
当時B’zはバンドメンバーらとともに共同生活を送りながら楽曲制作を行っており、故にこの楽曲は、B’zのメンバー、スタッフ、家族、ファンなどに対しての想いが込められ、制作が行われました。そしてそのメッセージ性から、「Brotherhood」はファンの間でも人気を誇る一曲となっています。東日本大震災発生直後の2011年4月には、テレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」にて同曲が演奏されたことも話題となりました。生音がフィーチャーされた同アルバムらしく、「Brotherhood」もバラード曲でありながら、全て生音で構成されています。
歌詞の扱うテーマは壮大であり、”Brother”(兄弟、親しい人への呼称)に対して”we’ll be alright”(きっと大丈夫だよ)と呼び掛けるものとなっています。故に卒業式においてもふさわしいテーマであると言えるでしょう。ちなみに、全国で様々な災害が起こる中2018年に行われた全国ツアー『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』では、稲葉浩志さん自身がMCにおいて、この楽曲の持つ意味やメッセージを届けたい対象が、制作当時と比べて広範なものになっているということを改めて語っています。
【第3位】いつかまたここで
第3位は、2008年9月17日リリースのB’z ベストアルバム『B’z The Best “ULTRA Treasure”』”3CD版”に収録された「いつかまたここで」です。(アルバムのバージョン違いにご注意ください。)
曲調はアコースティックギターの音色、哀愁漂うエレキギターの音色が印象的な、バラード楽曲となっています。
歌詞からは、”20年間走り続けてきたB’zだからこそ書くことができた”と言えるような、出会いと別れを繰り返しながら仲間と共に、長い間何かに打ち込んできた主人公の様子が見て取れます。卒業式にもまた実にふさわしい内容であると言えるのではないでしょうか。
【第2位】グローリーデイズ
第2位は、2008年9月17日リリースのB’z ベストアルバム『B’z The Best “ULTRA Treasure”』収録曲の「グローリーデイズ」です。
楽曲は、優しいギター、シンセサイザーの音色が採り入れられたバラード楽曲となっています。
歌詞は、“僕”と“君”の二人が登場してストーリーが展開。両者は一見恋人同士とも取れますが、友人同士とも見ることもでき、その関係性は聴き手にゆだねられているように感じられます。まぶしい日々の中で、支え合いながら進んできたことを示唆する内容となっており、特に最後のサビのフレーズは、卒業に際してぴったりな内容なのではないでしょうか。
【第1位】さよならなんかは言わせない
第1位は、1992年10月28日リリースのB’z 6枚目のアルバム『RUN』収録曲の「さよならなんかは言わせない」です。
曲調は、ギターのアルペジオが何とも心地よい、爽やかなバラード楽曲となっています。
そしてこの楽曲の歌詞は、実は稲葉さんの実体験が元となっています。
主人公はいわゆるモラトリアム状態になっているのですが、それでも学校卒業後、髪を切らずに街に残るという選択肢を取ります。
そして共に過ごした恋人と思われる人物は故郷に戻る選択肢を取り、二人は離れ離れに。
切ない運命を辿ることになりながらも主人公は前を向こうとしており、その描写が何とも切ない楽曲です。
しかし共に過ごした時間を胸に、未来に生きようとするその様は、まさに「卒業ソング」にぴったりの内容であると言えるのではないでしょうか。
B’z卒業ソングランキングまとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。B’zのおすすめ卒業ソングBEST10についてまとめさせていただきました。いかがでしたでしょうか?
今回のランキングは、B’zの全楽曲のリストを精査し、歌詞の内容、認知度、楽曲の雰囲気などを総合的に判断して作成させていただきました。惜しくもランキングに入れられなかった楽曲もあり、大変悩んだところでもありましたが、恐らくファンの皆様がランキングをつけられた際には、また十人十色の内容になるかと思います。是非皆様もこの機会に、ご自身の『B’z おすすめの卒業ソング』を思い浮かべてみてください。
以上、B’zのおすすめ卒業ソングについてまとめさせていただきました。ご覧いただきありがとうございました。
コメント
自分の中学の卒業式で在校生が、いつかまたここで、を合唱してくれました!!その時は卒業生と言うことで変な緊張があったので何とも思わなかったのですが、あとで思い返すと
鳥肌ご立った記憶が有ります。
卒業と言えば恋心でしょう?泣かずに笑顔で見送りたいものですね。卒業してからが長い歴史の始まりですから。