こんにちは。 「B’z 超まとめ速報」(@bztakkoshicom)管理人です。
1988年のデビューから約31年余りにわたって前人未到のセールス記録を打ち立て続けてきた、日本を代表するアーティスト・B’z。
2019年4月にオリコンから発表された「平成30年ランキング アーティスト別セールス」ではB’zが1位に輝いたことで、”平成で最もCDが売れたアーティスト”であることが改めて認められており、現在シングルセールス、アルバムセールスそれぞれにおいても日本1位の記録を保持しています。
さて、今回は、そんなB’zが2003年に成し遂げた、知れば思わず圧倒されてしまうような「B’zオリコンチャート独占事件」についてまとめさせていただきました。宜しければ是非ご覧ください。
2003年3月26日(水)、B’z ニューシングル「IT’S SHOWTIME!!」リリース
2003年3月26日(水)、B’zは34枚目のシングル「IT’S SHOWTIME!!」をリリースしました。
そして同シングルがオリコンチャート1位を獲得したことにより、B’zは5thシングル「太陽のKomachi Angel」から34thシングル「IT’S SHOWTIME!!」まで30作連続(30作目)でオリコンチャート1位を獲得したことになりました。同曲は15周年を祝うアニバーサリーライブ『B’z LIVE-GYM The Final Pleasure “IT’S SHOWTIME!!”』のサブタイトルにも冠されています。
2003年3月26日(水)、B’z 8cmシングル 10タイトル再販
また、同日である2003年3月26日(水)に、B’zは15周年を祝う企画の一つとして、4thシングル「BE THERE」から13thシングル「裸足の女神」までの8cmシングル10作品を、リマスタリングの上マキシシングル(12cmシングル)化し、再販売しました。
B’z 再販されたシングル10作品まとめ
B’zの2003年に再販されたシングル10作品は次の通りです。
4th Single『BE THERE』
1990年5月25日リリース。初登場7位。B’z史上初のTOP10入りシングル。
テレビ朝日系『水曜スーパーキャスト』エンディングテーマに起用されている。
イントロの左右に振られた電子音は楽曲のサンプリングとなっており、当時の技術では制作するのが非常に難しかったらしい。
このシングルからカップリング曲が「2nd beat」と表記されるようになった。
またテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』に初出演した際に披露した楽曲が、「BE THERE」である。
5th Single『太陽のKomachi Angel』
1990年6月13日リリース。初登場1位。B’z史上初のオリコンチャート1位獲得シングルである。
三貴「カメリアダイヤモンド」CMソングに起用され、深夜帯に大量放映されたことも人気に火をつけたきっかけであろう。
ラテン風の曲調と風変わりなタイトルが印象的な楽曲。
6th Single『Easy Come,Easy Go!』
1990年10月3日リリース。初登場1位。前作までのダンスビート主体の路線を一転させ、アコースティックバラードのシングルとなった。
当初レコード店などからは”売れない”と評されたという。
ライブでは稲葉がアコースティックギターを弾きながら演奏されるのが慣例だ。
7th Single『愛しい人よGood Night…』
1990年10月24日リリース。初登場1位。テレビ朝日系ドラマ『代表取締役刑事』エンディングテーマに急遽決まったため、前作からわずか3週間でリリースする運びとなった。
8th Single『LADY NAVIGATION』
1991年3月27日リリース。初登場1位。B’z初のミリオンヒットシングルである。偶然にも松本30歳の誕生日にリリースとなった。再びダンスビートを前面に押し出した作品となっており、カネボウ化粧品 ’91夏のイメージソングに起用されている。
2nd beatの「Pleasure’91 〜人生の快楽〜」はB’zのベスト選曲ツアー”Pleasureツアー”の語源となった曲であり、ファンから根強い人気を誇っている。
9th Single『ALONE』
1991年10月30日リリース。初登場1位。同じくアルバム『IN THE LIFE』に収録されている「もう一度キスしたかった」とシングル候補を争った楽曲であるが、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『ホテルウーマン』主題歌に決まっていたため「ALONE」が採用された。
『B’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!”』では稲葉のピアノ演奏と松本のピアノの上に乗ったギター演奏のパフォーマンスが行われファンの間では”伝説の演出”となっていたが、後に23年ぶりに『B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』で見事再現されることとなった。
10th Single『BLOWIN’』
1992年5月27日リリース。B’z史上3番目に売れたシングルである。
デジタルなビートとギターサウンドが融合した楽曲となっており、ファンから強い人気を誇っている。また、2nd beatの「TIME」は92年のPleasureツアーのタイトルにもなっており、2nd beatにも関わらずライブでの演奏回数が非常に多い。
11th Single『ZERO』
1992年10月7日リリース。初登場1位。当時かなりハードなサウンドでのシングルリリースとなったため、松本はこの曲のリリースを”勝負”だと考えていたようで、異例のノンタイアップ(09年に『麒麟 ZERO』CMソング起用)で売り出された。しかしきっちりオリコンチャート1位を獲得し、ミリオンヒットに到達したことから、結果を出したことは言うまでもない。
また2nd beatの「恋心(KOI-GOKORO)」は対照的にポップなサウンドで、B’zとしては珍しいライブで振り付けの付いた曲である。ファンからの人気が非常に高く、ベスト・アルバム『B’z The Best “Treasure”』の収録曲を決めるファン投票では1位、またベスト・アルバム『B’z The Best “ULTRA Treasure”』でのファン投票では2位にランクインし、どちらにも収録された。
歌詞に「松本」という単語が登場する。
12th Single『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』
1993年3月17日リリース。初登場1位。B’z史上唯一のダブルミリオンを記録したシングルである。
日本テレビ開局40周年記念ドラマ『西遊記』主題歌に起用されたことから、楽曲の雰囲気にオリエンタルなものが取り入れられている。
本人たちの口からの明言はないが、当時の音楽業界では所属事務所のアーティストたちによる”ビーイングブーム”真っ最中であり、彼らの手法としてサビ頭の長いタイトルを付けることが流行していたことから、その影響を多少なりとも受けていると言えるだろう。
また、圧倒的な売上枚数を誇るシングルであるにも関わらず、ライブでの演奏回数が極端に少ないことで知られている。
13th Single『裸足の女神』
1993年6月2日リリース。初登場1位。
B’z史上4番目に売れたシングルである。
8ビートにも聞こえるような心地よい16ビート、全体を包み込むようなシンセサイザーに、優しいメロディーと絡みつくような激しいギターが、まさに絶妙とも言うべきバランスで佇み、マッチしている楽曲である。ラストにシンガロングパートもあることから、ライブでは大変盛り上がりを見せる楽曲となっており、演奏回数も多い。
実は、B’z唯一のダブルミリオンを記録したシングル「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」は、当初売上枚数が約193万枚止まりだったところ、この再販によって、約202万枚に到達し、ダブルミリオンを達成したという経緯を持っています。
ちなみにこれらの再販シングルの初回盤には、全ての再発シングルを収納するCDボックスの応募券が封入されていました。
そして…なんと2003年3月25日付のオリコンデイリーチャート、B’zが1位~11位を独占
そしてなんと、2003年3月25日付オリコンシングルデイリーチャートでは、1位から11位までをB’zが独占する結果となりました。
2003年3月25日付のオリコンデイリーチャート
順位 | タイトル | アーティスト | 発売日 |
1 | IT’S SHOWTIME!! | B’z | 2003/3/26 |
2 | BE THERE | B’z | 2003/3/26 |
3 | Easy Come, Easy Go! | B’z | 2003/3/26 |
4 | ZERO | B’z | 2003/3/26 |
5 | LADY NAVIGATION | B’z | 2003/3/26 |
6 | ALONE | B’z | 2003/3/26 |
7 | 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない | B’z | 2003/3/26 |
8 | 太陽のKomachi Angel | B’z | 2003/3/26 |
9 | BLOWIN’ | B’z | 2003/3/26 |
10 | 裸足の女神 | B’z | 2003/3/26 |
11 | “愛しい人よ”Good Night… | B’z | 2003/3/26 |
12 | 世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン) | SMAP | 2003/3/5 |
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当時ロングヒットを続けていたSMAP「世界に一つだけの花」が、辛うじて12位に食い込む結果となっています。
シングルチャートの1位から11位を同じアーティストが独占するとは、通常では到底考えられない出来事。誠に恐るべき記録ですね。
そして「2003年4月7日オリコン週間シングルチャート」の結果
また2003年4月7日付オリコン週間シングルチャートでは、B’z「IT’S SHOWTIME!!」が1位を獲得しています。
さらに3~11位をB’zが独占する結果となりました。
2位にSMAP「世界に一つだけの花」がランクインしたため、オリコン週間チャートTOP10独占とはなりませんでしたが、TOP10の中にB’zが9作同時にランクインさせたことになります。
この記録は、オリコンでシングル”トップ10内同時ランクイン(9作同時)”として扱われています。
順位 | タイトル | アーティスト | 発売日 |
1 | IT’S SHOWTIME!! | B’z | 2003/3/26 |
2 | 世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン) | SMAP | 2003/3/5 |
3 | BE THERE | B’z | 2003/3/26 |
4 | ZERO | B’z | 2003/3/26 |
5 | 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない | B’z | 2003/3/26 |
6 | LADY NAVIGATION | B’z | 2003/3/26 |
7 | Easy Come, Easy Go! | B’z | 2003/3/26 |
8 | ALONE | B’z | 2003/3/26 |
9 | BLOWIN’ | B’z | 2003/3/26 |
10 | 太陽のKomachi Angel | B’z | 2003/3/26 |
11 | 裸足の女神 | B’z | 2003/3/26 |
12 | “愛しい人よ”Good Night… | B’z | 2003/3/26 |
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ちなみに4thシングル「BE THERE」はリリース当初初登場7位を記録しましたが、今回の再販時に好調なセールスを記録し初登場3位をマーク。最高位を更新する結果となっています。
「B’zオリコンチャート独占事件」まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
「B’zオリコンチャート独占事件」についてまとめさせていただきました。いかがでしたでしょうか?
2003年3月26日にニューシングル「IT’S SHOWTIME!!」と過去のシングル10作品を同時リリースしたことにより生まれたこの記録。
B’zは当時15周年の真っ只中であったため、この記録が生まれたこと自体まさに15周年を大きく盛り上げるような出来事であったと言うことができると思います。
今後14thシングル「Don’t Leave Me」以降の再販も行われるのか、そしてさらに、またこのような記録が生まれることがあるのか、非常に注目したいところですね。
以上、「B’zオリコンチャート独占事件」についてまとめさせていただきました。
ご覧いただきありがとうございました。
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