B’z稲葉浩志さんの歌い方の変化を分析しました。




こんばんは!速水優希です。

今日は特別にB’z稲葉浩志さんの歌い方の変化の歴史を私なりに紐解いてみたいと思います。

 




稲葉さんの歌い方遍歴

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【第1期(1988年~1989年)模索期】

1st Single『だからその手を離して』から 2nd Single『君の中で踊りたい』の頃まででしょうか。
初期独特の、あまり方向性が定まっていない歌い方が見て取れます。
音域もhiA以下の部分が多く、稲葉さんの長所は引き出されていません。
長音の処理もまっすぐで、よく言えば初々しい、悪く言えば一本調子。笑
ただ稲葉さんはクレバーな歌い手です。模索していたのでしょう。
また松本さん自身も、かつてのインタビューで仰せでしたが、やっていくうちに
「この音域が響くのか」といった感覚を得ていったそうです。
まさにB’zにとっての模索期といったところでしょう。

 

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【第2期(1990年~1991年)アイドル期】

おおよそ4th Single『BE THERE』あたりから4th Album『IN THE LIFE』の頃まででしょうか。
この頃B’zはようやく世間に認知され、勢いに乗ります。
稲葉さんの歌い方は初々しさを残しつつも、ハスキーさを若干強めて、中音域から高音域にも挑戦するようになりました。『Crazy Rendezvous』では初の?笑 シャウトを披露しています笑
ただこの頃まで稲葉さんは煙草を吸っており、かつ背中の張りも相まって?
声が出にくかったとあるインタビューで語っていた記憶があります。
この時期に近藤房之助さんに発声について相談したと仰っていました。
しかしこの頃はかなりアイドルチックであり、稲葉さん名物・語尾の
「ミドルボイス返し」※勝手に名付けました笑
は露にしていません。さわやかな歌い方です。一言で表すと「振り切れる前」といったところかもしれません。

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【第3期(1992年~1993年)ハードなアイドル期】

11th Single『ZERO』から13th Single『裸足の女神』の頃まででしょうか。
この頃B’zはハードに振れつつも、ポップに足を残した絶妙なかじ取りを行っていました。
稲葉さんの歌い方はついに振り切れ始めます笑
アルバム『RUN』の『THE GAMBLER』冒頭のシャウトや『Mr.ROLLING THUNDER』のシャウトからわかるように
振り切れております笑
それに伴い「ミドルボイス返し」の出現率も高まりました。
あくまで個人的な評価ですが、ここで稲葉さんの歌唱は全盛期一歩手前に到達したのではないでしょうか。
ただ、振り切り度は全振り切りではなく、あくまで7割振り切りくらいです笑

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【第4期(1994年~1995年)一応の完成期】

14th Single『Don’t Leave Me』から18th Single『LOVE PHANTOM』の頃まででしょうか。
1994年にB’zは“脱アイドル宣言”のようなものをします笑
俗に言う“暗黒の時代”です笑
これで気持ち的にも完全に振り切れますよね。笑
例えばライブでの『Don’t Leave Me』ラストには定番の連続シャウトが見られます。
ここで稲葉さんの歌い方はついに一通り振り切れまして、一応の完成をみました。
「ミドルボイス返し」も自然なバランスで出現します。
BUZZ!!ツアーの映像からもわかるように、この頃の歌い方は相当バランスが良いです。
音域も程よい中音域・高音域が使用され、まさに稲葉さんにとっても、
B’zにとっても全盛期だったと言えるでしょう。
個人的には稲葉さんの歌い方はここでいったん完成されたと考えています。

 

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【第5期(1996年~1998年)荒く苦しい期】

19th Single『ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~/MOVE』からSURVIVEツアーの頃まででしょうか。
この頃のB’zは、次第に高音域を多用するようになっていきます。
具体的には、20th Single『Real Thing Shakes』や9th Album『SURVIVE』の『DEEP KISS』等が挙げられます。
それに対応すべくなのか、稲葉さんの歌い方にも変化が現れます。
平易な表現で言うと、“ねちっこい”。
「ミドルボイス返し」という概念がわからなくなるほどねちっこいイメージです笑
実際のSURVIVEツアーの映像をいくつか見てもキツそうなので笑
この頃若干喉を消耗していたのではないでしょうか。
稲葉さん式のミドルボイスがあるので壊れはしませんでしたが…。

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【第6期(1999年~2002年)高音域マイナーチェンジ期】
26th Single『ギリギリChop』から2002年GREENツアーの頃まででしょうか。
稲葉さん、ついに恒常的に高音域を出せるような発声にマイナーチェンジします。笑
10th Album『Brotherhood』でそれを堪能できるでしょう。
この発声法に切り替えると、ギリギリChopのサビでも逆に苦しくなくなります。笑
hiCを楽に出せる発声法。これが身につくと本当に楽です。稲葉さんになれます笑
この発声法のヒントは、DVD『The true meaning of “Brotherhood”?』の『F・E・A・R』制作時の稲葉さん鼻歌に隠されているので是非チェックしてください笑
あの感覚ですよ。

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2001年ELEVENツアーでは苦しそうな発声をしていますが、
11th Album『ELEVEN』は喉に厳しいアルバムですからね笑
いくら稲葉さん式ミドルボイスでも、『コブシヲニギレ』のhiE等はなかなか堪えます。笑

またGREENツアーでは復調しているので、99年と2002年は好調だったと言えるのではないでしょうか。

【第7期(2003年~2005年)大怪我~リハビリ期】
2003年途中から39th Single『OCEAN』の頃まででしょうか。
稲葉さん、ついに喉にポリープを作られてしまいます。手術は2004年頭の頃と推測されます。
※ファンに明かされたのは2008年でしたが…
私の勝手な推測では、(いろいろな要因があると思いますが)
『アラクレ』や『BIG MACHINE』のhiB♭伸ばし発声がかなりダメージを助長させたのではないかと
思っています。(1小節ほどあの音域を伸ばす音でキープするのは辛いです。)
とかくFINAL PleasureツアーやBIG MACHINEツアーでは稲葉さんの発声は痛々しいですよね。
辛かったと思われます。
おそらくそれも要因となり2004年はソロ活動。(シングルは2枚出しましたが)
2005年には38th Single『愛のバクダン』、39th Single『OCEAN』をリリースします。
2004年から徐々に調子を取り戻しているのが音源やライブ映像から垣間見えます。

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【第8期(2006年~2008年)太い期】
前述のリハビリが一通り終わり、40th Single『衝動』の頃から声が太くなります笑
がなり声がすごいです笑
この傾向は16th Album『ACTION』でも見られます。
稲葉さん自身以前インタビューで、『40歳の頃に男性は声帯が開いて良い声になるんだって』と
仰せでしたが、まさに40歳を過ぎて再び『良い声』になったという感じでしょうか。笑
また、これもあくまで個人的見解ですが、この時期が2度目の全盛期なのかもしれません。

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【第9期(2009年~2011年)キーは保ちつつ落ち着き期】
46th Single『イチブトゼンブ』から2011年C’monツアーの頃まででしょうか。
この頃は、声が謎に太い時期を過ぎ、歌い方にも妙な落着きが出てきました。
悪く言うと、“パワフル”というよりは“置きに行っている”ような歌い方だと思っています。
歌うキーはもちろんキープしているのですが、それこそ“大怪我をしない”ような歌い方に
シフトしてきた感がしています。
稲葉さん自身近年「衰えをいかに遅くするか」という点をよく話されているように、
歌い方にも気を使われているのかもしれません。
イメージとしては常に高音域を意識して、低音域を捨てるといった感じです。

 

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【第10期(2012年~2013年)謎のビブラート&こもり期】
2012年の全米ツアーから2013年のENDLESS SUMMERツアーの頃まででしょうか。
この頃から急に、細かいビブラートとこもったような歌い方を用いるようになります。笑
私の解釈ではこの流れは、前述の「衰えスピードの鈍化」を意識していると思っています。
まずこもったような歌い方の正体ですが、結局は高音域に照準を当てていることが要因です。

 

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ENDLESS SUMMERホールツアー『The Wild Wind』の2番サビ
「忘れな↑い」の処理の仕方に注目してください。
響きとしてマイルドなのがお判りでしょうか?
この曲では最も高い音です。ここにとげを持ってくるのではなく、マイルドを持ってくるのです。
そしてこの歌い方でノンビブラートだと、味気が薄くなると思います笑
だから速めのビブラートをかけているのではないでしょうか。
あくまで推測ですが…

 

【第9期(2014年~)置きに行きつつ健在期】
これは現在のお話にも繋がってきますが、
2014年以降も精力的に活動されている稲葉さん。

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発声の傾向としては引き続き置きに行く発声に向かっていると感じられます。
しかし、いまだにこれだけのパフォーマンスをされているのは本当にすごいことだと思います。
日本の宝だと思います…
また、そんな稲葉さんは本当にご聡明な方だと思います。
今のご自身にとって最適な歌い方は何なのか、ということを考えられて
歌われていると思います。2017年以降ライブや音源で稲葉さんの歌を拝聴する機会は存分にあると思いますが、私自身も研究を怠らず稲葉さんの歌への理解をさらに深めていきたいです!
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました!

 

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